関ジャニ∞横山裕・佐々木蔵之介のコンビで映画化された《疫病神》シリーズ 原作最新作が発売

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 7月10日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『万引き家族』が獲得した。
 第2位は『異世界のんびり農家(3)』。第3位は『かがみの孤城』となった。

 4位以下で注目は6位にランクインした『泥濘』。黒川博行さんの《疫病神》シリーズの第七弾。同シリーズは建設コンサルタント二宮とイケイケヤクザ桑原のコンビを主人公に据えたサスペンス、バイオレンスにコミカルさも加わったエンターテイメント小説だ。シリーズ5作目の『破門』(KADOKAWA)で黒川さんは第151回直木三十五賞を受賞している。同作は2017年に映画化もされ、二宮を関ジャニ∞の横山裕さん、桑原を佐々木蔵之介さんが演じ話題となった。
 最新刊『泥濘』で二人が立ち向かう相手は警察官のOB会。難敵を相手手に汗握るスリリングな展開の連続で「ページをめくる手が止まらない」とシリーズ愛読者は評している。同シリーズの特徴でもある二人の軽妙な掛け合いもたっぷりと楽しめる一作となっている。

1位『万引き家族』是枝裕和[著](宝島社)

とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日々万引きをして生計をたてていた。ある日、治はゆりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、一緒に「家族」として暮らすことに。年金で細々と生きる祖母の初枝、JK見学店で働く信代の妹・亜紀。6人家族として幸せに暮らしていたが、ある出来事を境に、彼らの抱える「秘密」が明らかになっていく―――。(宝島社ウェブサイトより)

2位『異世界のんびり農家(3)』内藤騎之介[著](KADOKAWA)

「村の発展に尽力したい!」新しい村の発展のため、『万能農具』で畑を拡張、さらに村の整備も整えていく。そこへ、突然やって来た天使族の長の娘が、村長・火楽(ヒラク)に試練を課すも……!? 火楽(ヒラク)の子どもが新たに誕生し、『大樹の村』はさらに活気あふれていく!! シリーズ累計25万部突破!!!! 農業で異世界を切り拓く、スローライフ・ファンタジー第三弾!!!!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。(ポプラ社ウェブサイトより)

4位『宵物語』西尾維新[著](講談社)

5位『未来』湊かなえ[著](双葉社)

6位『泥濘』黒川博行[著](文藝春秋)

7位『魔法使いで引きこもり?(2) モフモフと学ぶ魔法学校生活』小鳥屋エム[著](KADOKAWA)

8位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

9位『ののはな通信』三浦しをん[著](KADOKAWA)

10位『クラスごと集団転移しましたが、一番強い俺は最弱の商人に偽装中です。(1)』かわち乃梵天丸[著](双葉社)

〈単行本 文芸書ランキング 7月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年7月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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