『深夜航路』
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『深夜航路 午前0時からはじまる船旅』清水浩史著
[レビュアー] 産経新聞社
午前0時から3時までに出航する定期航路を「深夜航路」と定義し、該当する14航路に乗船した著者が、深夜航海や、それに続く旅の魅力をつづったガイド。
青森(2時40分)→函館(6時20分)、大洗(1時45分)→苫小牧(19時45分)、神戸(1時)→小豆島(7時15分)…北海道から九州まで各地の航路を紹介。充実した船内設備、格安船賃もあり、「宿代わり」になったりも。
昼間と違って人との出会いは少なく、明るい景色は見えないが、〈だからこそ、何かが見えてくるのではないか〉〈深夜の旅は日常からの脱出だ〉と著者。あなたもいざ-。(草思社・1600円+税)