「投信購入者の半数が損をしている」一方コツコツ長期投資の本は売れ続けていた

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 7月18日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』が獲得した。
 第2位は『10年後の仕事図鑑』。第3位は『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』となった。

 4位以下で注目は10位に再ランクインした『はじめての人のための3000円投資生活』。約2年前の2016年6月に出版された投資指南書だが、いまだに売れ続けている。同書では投資に関する基礎知識を解説し、意識を変えることにより浪費を抑え、貯蓄型投資で安全に資産形成をする方法が説かれている。具体的にローリスクで手数料の安い商品名をあげて解説しており、投資について全く知らない方でもこの本を手に取ることで、投資のはじめの一歩が踏み出せるという。

 同書でも勧めている投資信託の話題といえば、先月末に金融庁が発表した投資信託の成果指標(KPI)が話題となっている。今年3月末のデータで投資信託を販売する銀行29行のKPIを算出したところ、46%の顧客の保有投信の運用損益がマイナスだったという。世間では「投信を買った個人の半数が損」と衝撃をもって受け取られたが、同時に発表されたもうひとつの数字に注目したい。投信の平均保有期間と損益率の相関について調べたところ、保有期間が長くなればなるほど、マイナスの顧客が減ってくるという点だ。前掲書でもローリスクなインデックスファンドでの長期投資を勧めており、今回の発表内容とも食い違っておらず、本の売れ行きも影響を受けてはいない。発表された数字を見て投資は怖いと尻込みせず、コツコツと貯めることで資産を築く、安全な投資手法に興味のある方におすすめの一冊だ。

1位『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』田村耕太郎[著](朝日新聞出版)

社内の人間関係や争いにやきもきするのは、時間とエネルギーの無駄。人間の負の感情にとらわれず、淡々と成果を出す。それがグローバル人材の最低条件だ。人間関係に悩むすべてのサラリーマンにおくる画期的仕事論。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

2位『10年後の仕事図鑑』堀江貴文[著]落合陽一[著](SBクリエイティブ)

AI(人工知能)、仮想通貨、lLIFESHIFT、ホワイトカラーの終焉……。10年後どころから5年先すら予期できない今、今の仕事、会社、社会、キャリアはどうなるのか。今世界で最も注目される日本人研究者落合陽一氏と、圧倒的な行動力で時代の最先端を走り続ける堀江貴文氏が、お金、職業、仕事、会社、学校など、今考えられる新たな社会の姿を余すところなく語ります。(SBクリエイティブウェブサイトより)

3位『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』伊藤羊一[著](SBクリエイティブ)

ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師 孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」! プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。(SBクリエイティブウェブサイトより抜粋)

4位『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』堀江貴文[著]大石哲之[監修](徳間書店)

5位『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』安田正[著](三笠書房)

6位『大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる』齋藤孝[著](SBクリエイティブ)

7位『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎[著]古賀史健[著](ダイヤモンド社)

8位『AI vs.教科書が読めない子どもたち』新井紀子[著](東洋経済新報社)

9位『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』西岡壱誠[著](東洋経済新報社)

10位『はじめての人のための3000円投資生活』横山光昭[著](アスコム)

〈単行本 ビジネス書ランキング 7月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年7月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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