「ゼロ高」開校を宣言した堀江貴文氏 著書『10年後の仕事図鑑』で迫りくるAI時代の生き抜き方を説く

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 7月24日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『10年後の仕事図鑑』が獲得した。
 第2位は『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』。第3位は『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』となった。

 1位となった『10年後の仕事図鑑』は堀江貴文さんと落合陽一さんの共著。人工知能が台頭する社会が目前に迫るなか、「AIに職を奪われる」と嘆くのではなく、二人はAIを使いこなし価値を生み出すべきだと説く。これまでの仕事の仕組みや成り立ちを紐解きながら、どのような職業がなくなり、そして今後生まれてくるのか、詳細に解説されている。そして10年後のAIの台頭を心配するのではなく、今をみつめ懸命に生きることで、自分にしか生み出すことのできない価値をつくりだすことができる人間になれと提言する。

 堀江さんは26日に座学ではなく行動を目的とした「ゼロ高等学院」を10月に開校することを発表した。そこで行われる教育について責任者の内藤賢司さんは、「自分で選択して行動して失敗して学習してまた行動する、というサイクルを繰り返せる場所にしたい」と語る。また堀江さんもAI、ロボットの時代になる将来を見据え「中等から高等教育ぐらいの改革って待ったなしだと思って」と同校を立ち上げた意義を語った。同校での学習は堀江さんが『10年後の仕事図鑑』で説いている内容の実践の場ということだろう。堀江さんの説く明るいビジョンに興味のある方はぜひ手にとってみよう。

1位『10年後の仕事図鑑』堀江貴文[著]落合陽一[著](SBクリエイティブ)

AI(人工知能)、仮想通貨、lLIFESHIFT、ホワイトカラーの終焉……。10年後どころから5年先すら予期できない今、今の仕事、会社、社会、キャリアはどうなるのか。今世界で最も注目される日本人研究者落合陽一氏と、圧倒的な行動力で時代の最先端を走り続ける堀江貴文氏が、お金、職業、仕事、会社、学校など、今考えられる新たな社会の姿を余すところなく語ります。(SBクリエイティブウェブサイトより)

2位『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』田村耕太郎[著](朝日新聞出版)

社内の人間関係や争いにやきもきするのは、時間とエネルギーの無駄。人間の負の感情にとらわれず、淡々と成果を出す。それがグローバル人材の最低条件だ。人間関係に悩むすべてのサラリーマンにおくる画期的仕事論。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

3位『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』伊藤羊一[著](SBクリエイティブ)

ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師 孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」! プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。(SBクリエイティブウェブサイトより抜粋)

4位『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』安田正[著](三笠書房)

5位『大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる』齋藤孝[著](SBクリエイティブ)

6位『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎[著]古賀史健[著](ダイヤモンド社)

7位『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』西岡壱誠[著](東洋経済新報社)

8位『AI vs.教科書が読めない子どもたち』新井紀子[著](東洋経済新報社)

9位『はじめての人のための3000円投資生活』横山光昭[著](アスコム)

10位『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』堀江貴文[著]大石哲之 監修[著](徳間書店)

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Book Bang編集部
2018年7月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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