お笑い芸人の著者が「小さくまとまって…息苦しくて仕方ない」という世の中で、「いつかは自分もなりたい」と憧れる「粋な男」を探究している。
まず、著者が「粋な男の象徴」とする師匠、ビートたけしから学んだ粋な生き方などを紹介。さらにスナックなど酒場での経験、出会った「粋人たち」、そして初めて明かしたという自身の人格形成にもかかわる家族の衝撃事実まで。
「余計な自己主張をしない」「地べたからの目線」「人生はトラックの荷台のようなもの」など、粋な男にまつわる名言も続々。共感できることも多い。(玉袋筋太郎著、角川新書・880円+税)
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2018年7月29日 掲載
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