『ざっくり甲子園100年100ネタ』
書籍情報:openBD
『ざっくり甲子園100年100ネタ』オグマナオト著
[レビュアー] 産経新聞社
全国高等学校野球選手権、いわゆる「夏の甲子園」が今年100回大会を迎えるのを機に、さまざまな関連本が刊行されている。
この本もその一冊だが、大正4年の第1回に始まり、春の選抜大会も含め、高校野球にまつわる明暗さまざまのドラマやとっておきの秘話を縦横無尽に語り尽くす。
例えば1球勝利投手と1球敗戦投手が同時に誕生した試合があったり、かつては敗者復活戦から勝ち上がった学校が優勝したことがあったりと、意外なエピソードも満載。1ネタ2ページで計100ネタと、高校野球入門書としてとっつきやすい体裁もうれしい。(廣済堂出版・1350円+税)