「とてつもない包容力!」俳優・平野良が語るファンタジー時代小説「しゃばけ」の魅力

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 7月31日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『下町ロケット ゴースト』が獲得した。
 第2位は『むすびつき』。第3位は『ファーストラヴ』となった。

 2位の『むすびつき』は畠中恵さんのファンタジー時代小説「しゃばけ」シリーズの最新作。シリーズ17弾を迎えた今作は輪廻転生がテーマ。「しゃばけ」はテレビドラマ化、舞台化もされており、昨年9月の舞台第二弾で主役を務めた俳優の平野良さんが書評を寄せている。

 平野さんは物語の構図から輪廻転生をする「人」と、転生をしない「妖」の対比をよみとり、《「しゃばけ」と言えば、病弱若だんなを妖たちが支えるという枠組みのお話ですが、これまで以上に人と妖の在り様や思想の違いを感じました。》と感想を述べ、《「しゃばけ」の事件は、人の心のもつれが原因で起こることが多いので、解決したとき、気持ちがほっこり温かく優しくなる。しかも、とてつもない包容力もある!》と同シリーズの魅力を綴っている。
https://www.bookbang.jp/review/article/556197

1位『下町ロケット ゴースト』池井戸潤[著](小学館)

大人気シリーズ、待望のシリーズ最新刊! 宇宙(そら)から大地へ。いま、佃製作所の新たな戦いの幕が上がる! 2015年に放映されたドラマ「下町ロケット」(TBS日曜劇場)の大ヒットも記憶に新しい、「池井戸潤、絶対の代表作」に待望のシリーズ最新刊が登場!(小学館ウェブサイトより抜粋)

2位『むすびつき』畠中恵[著](新潮社)

自称「若だんなの生まれ変わり」という死神が、三人も長崎屋に乗り込んできちゃった! その上、前世の若だんなに会ったことがあると言い出す妖が続出? 前世の若だんなって、いったいどんな人だったの?? 妖は長い時を生きる。けど、人はいずれ……。だけど、みんなと一緒なら、明日へ行ける! 大人気シリーズ第17弾。(新潮社ウェブサイトより)

3位『ファーストラヴ』島本理生[著](文藝春秋)

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか? 臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは? 「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

5位『万引き家族』是枝裕和[著](宝島社)

6位『神達に拾われた男(4)』Roy[著](ホビージャパン)

7位『神様に加護2人分貰いました(2)』琳太[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

8位『くまクマ熊ベアー(10)』くまなの[著](主婦と生活社)

9位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

10位『治癒魔法の間違った使い方 戦場を駆ける回復要員(8)』くろかた[著](KADOKAWA)

〈単行本 文芸書ランキング 7月31日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年8月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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