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- 戦国大名と分国法
- 価格:903円(税込)
7月31日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『不倫』が獲得した。
第2位は『未来の年表(2)人口減少日本であなたに起きること』。第3位は『戦争体験と経営者』となった。
今週は7月20日に発売された岩波新書の新刊が続々とランクインをはたしている。注目は9位の『戦国大名と分国法』。戦国時代のリアルな実像を描くことで定評のある気鋭の歴史学者・清水克行さんの新著だ。戦国大名が領地を治めるために制定した「分国法」に注目し、「法」の観点から戦国の社会のありように迫った一冊だ。各地の分国法成立の背景を紐解くと、大名たちの人間らしい悩みや、習俗など当時の社会の様相がありありと垣間見える。苦心の末に考え出したとんでもない分国法を紹介しながらいつのまに深い考察に導かれる構成で、笑えるエッセイのようなテイストで読みやすいと評判だ。激動の戦国社会の現実に興味のある方はぜひ。
■新書 ノンフィクションランキング
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- 不倫
- 価格:913円(税込)
1位『不倫』中野信子[著](文藝春秋)
なぜ不倫は減らないのか? なぜ不倫バッシングは激烈になるのか? 人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」(文藝春秋ウェブサイトより)
2位『未来の年表(2)人口減少日本であなたに起きること』河合雅司[著](講談社)
本書は、『未来の年表』の続編である。(略)今回は、少子高齢化や人口減少が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、あなたの生活に即しながら明らかにする。言うなれば、これからあなたに起きることを、お中元やお歳暮のギフトカタログのように一覧してみようというのだ。(略)少子高齢化や人口減少で起きることを、家庭、職場、地域社会といったトピックスに分けてカタログ化すれば、さまざまなシーンを「あなた自身の問題」として具体的に置き換えることができる。そしてそれは、10年後、20年後の日本でうまく立ち回っていくための指針となる。(講談社ウェブサイトより抜粋)
3位『戦争体験と経営者』立石泰則[著](岩波書店)
若くして戦場に赴き、戦後は経営者として活躍し、地位と名声を築いた人たち。その時の苛烈な「戦争体験」は、彼らのその後の生き方や企業観、経営手法に、どのような影響を与えたのか。企業取材歴40年のノンフィクション作家が、取材の過程で出会った経営者たちの肉声をふり返りながら考える。(岩波書店ウェブサイトより)
4位『原民喜 死と愛と孤独の肖像』梯久美子[著](岩波書店)
5位『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子[著]大塚宣夫[著](文藝春秋)
6位『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』菅野仁[著](筑摩書房)
7位『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』河合雅司[著](講談社)
8位『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)
9位『戦国大名と分国法』清水克行[著](岩波書店)
10位『総介護社会 介護保険から問い直す』小竹雅子[著](岩波書店)
■新書 ノベルスランキング
1位『岸辺露伴は戯れない 短編小説集』北國ばらっど、宮本深礼、吉上亮[著]荒木飛呂彦[原作](集英社)
2位『新・餓狼伝(4) 闘人市場編』夢枕獏[著](双葉社)
3位『ONE PIECE novel A 新世界篇(2)』浜崎達也[小説]尾田栄一郎[原作](集英社)
4位『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』維羽裕介、北國ばらっど、宮本深礼、吉上亮[小説]荒木飛呂彦[original concept](集英社)
5位『ONE PIECE novel A スペード海賊団結成篇(1)』尾田栄一郎[原作]ひなたしょう[著](集英社)
6位『十津川警部 海の見える駅 愛ある伊予灘線』西村京太郎[著](小学館)
7位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』七緒[小説]白井カイウ[原作]出水ぽすか[作画](集英社)
8位『天上の獅子神と契約の花嫁』月森あき[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)
9位『NARUTO-ナルト- シカマル新伝』岸本斉史[原作]矢野隆[著](集英社)
10位『僕のヒーローアカデミア(1) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)
〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 7月31日トーハン調べ〉
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