〈世界〉への通路としての小説 保坂和志×佐々木敦トークイベント

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 保坂和志の最新作『ハレルヤ』の刊行を記念したトークイベントが、2018年9月4日(火)に東京・神楽坂にあるキュレーションストア〈la kagu〉で開催される。

『ハレルヤ』は、死は悲しみだけの出来事ではないと教えてくれた片目の猫、花ちゃんとの最後の日々を綴った表題作「ハレルヤ」。友だちの葬儀で、彼と過ごした時間の歓びに満たされる川端賞受賞作「こことよそ」など4篇が収録された作品。

 イベントでは、批評家の佐々木敦をゲストに迎え、保坂の最新作を中心にトークが行われるほか、トーク終了後には、会場で書籍を購入された方を対象にしたサイン会を予定している。

トークイベント
■日程:2018年9月4日(火) 19時~
■場所:la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko
■料金:2,000円/1,800円(神楽坂ブック倶楽部会員限定)
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/016ctpzrmi69.html

保坂和志
1956年、山梨県生まれ。鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年『この人の閾(いき)』で芥川賞、97年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞、18年、『ハレルヤ』所収の「こことよそ」で川端康成文学賞を受賞。その他の著作に『カンバセイション・ピース』『小説の自由』『あさつゆ通信』『猫の散歩道』ほか。

佐々木敦
1964年、愛知県生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。ゲンロン「批評再生塾」主任講師。文学、音楽、演劇、映画ほか、諸ジャンルを貫通する批評活動を行う。『批評時空間』『あなたは今、この文章を読んでいる。』『シチュエーションズ』『未知との遭遇』『即興の解体/懐胎』『ニッポンの思想』『新しい小説のために』『筒井康隆入門』など著書多数。現在、月刊誌「新潮」で「これは小説ではない」を連載中。

2018年8月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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