9回出撃し9回生還した『不死身の特攻兵』 ヤングマガジンでコミカライズ開始

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 8月14日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『昭和の怪物 七つの謎』が獲得した。
 第2位は『信長はなぜ葬られたのか 世界史の中の本能寺の変』。第3位は『不倫』となった。

 4位以下で注目は9位にランクインした『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』。劇作家の鴻上尚史さんが元特攻兵の人生を描いたノンフィクション作品。鴻上さんが9回出撃して、9回生きて帰った特攻隊員・佐々木友次氏にインタビューし、特攻の実態に迫っている。終戦記念日を前に各種報道でとりあげられ4月17日以来4ヶ月ぶりに再ランクインを果たした。
 出版元の講談社が発行する漫画誌「週刊ヤングマガジン」では、同書をコミカライズした「不死身の特攻兵 生キトシ生ケル者タチヘ」の連載が6日発売の第36・37合併号からはじまっている。現在ヤングマガジンウェブサイトでは第1話の無料立ち読みを公開中。
https://yanmaga.jp/c/fujiminotokkohei

■新書 ノンフィクションランキング

1位『昭和の怪物 七つの謎』保阪正康[著](講談社)

昭和史研究の第一人者が出会った「戦争の目撃者たち」。東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三、吉田茂が残した「歴史の闇」に迫る。(同書帯より)

2位『信長はなぜ葬られたのか 世界史の中の本能寺の変』安部龍太郎[著](幻冬舎)

戦国時代は世界の大航海時代だった。スペインやポルトガルは世界中で植民地獲得に乗り出し、その波が鉄砲やキリスト教伝来という形で日本にも押し寄せていた。織田信長はこれにどう対処するかという問題に直面した、わが国初の為政者だったのだ――安土城跡に発見された「清涼殿」の意味、スペインからの使者・イエズス会ヴァリニャーノとの熾烈な交渉、そして決裂。その直後に本能寺の変は起きた……。江戸の鎖国史観から見ていてはわからない、世界史における本能寺の変の真実。信長が背負っていた真の孤独とは。(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『不倫』中野信子[著](文藝春秋)

なぜ不倫は減らないのか? なぜ不倫バッシングは激烈になるのか? 人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子[著]大塚宣夫[著](文藝春秋)

5位『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』菅野仁[著](筑摩書房)

6位『未来の年表(2)人口減少日本であなたに起きること』河合雅司[著](講談社)

7位『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』吉田裕[著](中央公論新社)

8位『極上の孤独』下重暁子[著](幻冬舎)

9位『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』鴻上尚史[著](講談社)

10位『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)

■新書 ノベルスランキング

1位『天使たちの課外活動(6)テオの秘密のレストラン』茅田砂胡[著](中央公論新社)

2位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄』誉司アンリ[小説]堀越耕平[原作](集英社)

3位『岸辺露伴は戯れない 短編小説集』北國ばらっど、宮本深礼、吉上亮[著]荒木飛呂彦[原作](集英社)

4位『僕のヒーローアカデミア(3) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

5位『僕のヒーローアカデミア(2) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

6位『僕のヒーローアカデミア(1) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

7位『ONE PIECE novel A 新世界篇(2)』浜崎達也[小説]尾田栄一郎[原作](集英社)

8位『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』維羽裕介、北國ばらっど、宮本深礼、吉上亮[小説]荒木飛呂彦[original concept](集英社)

9位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』七緒[小説]白井カイウ[原作]出水ぽすか[作画](集英社)

10位『新生・帝国海空軍(4)新アウトレンジ戦法炸裂!』原俊雄[著](電波社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 8月14日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年8月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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