稲垣吾郎、テンション乱高下 イモムシ・ケムシが嫌いな大人もハマる大ヒット幼虫図鑑

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TBS「ゴロウ・デラックス」公式サイトより

稲垣吾郎さん(44)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)8月17日放送界で異例の大ヒットを果たした図鑑『小学館の図鑑 NEOイモムシとケムシ』(小学館)が特集された。

■図鑑を買った親まで虜になる!?

 異例のヒットとなった同図鑑は1100種類以上のイモムシ・ケムシが掲載された幼虫図鑑の決定版。貴重な幼虫が羽化する様子などを収録した75分の動画DVDも付属する。その情報量は「学術書に匹敵するほど」「図鑑を買った親まで虜にしてしまうほど」と番組で紹介された。

 この日のゲストは同図鑑の担当編集者・廣野篤さん。廣野さんは群馬県にある昆虫の体験型教育施設「ぐんま昆虫の森」で行われた「イモムシ・ケムシ展」を訪れ、同図鑑の著者の一人でもある筒井学さんと知り合い仕事をするなかで、イモムシ・ケムシの魅力に気づかされたという。しかし普通の昆虫図鑑ではイモムシ・ケムシは100種類程度しか出ておらず、日本に6000種類以上も存在するイモムシ・ケムシを全然カバーできていないと指摘した。

 そうした熱い思いで同図鑑を企画したものの、出版社内で行われた企画会議では皆に呆れ顔をされ、「そんな狭いところ?何を考えているんだ」という目で見られたという。しかし大人の昆虫ファンのあいだでは現在イモムシの人気は高く、「キラーコンテンツ」だと滔々と説明した、と企画段階での苦労を語った。こうして作られた図鑑は廣野さんの読みどおり大ヒットを果たしており、稲垣さんは「それで実際にヒットしちゃうんだから、半端じゃないですよ」と讃えた。

■イモムシ・ケムシは「嫌い」な稲垣吾郎も……

 イモムシ・ケムシのことをはっきりと「嫌いです」という稲垣さん。番組アシスタントの外山惠理アナウンサーに「今日は一人でやってもらっていいですか」と助けを求めながらも、廣野さんの「きっと皆が気に入るイモムシ・ケムシに出会えます」との説得に応じ図鑑をめくった。しかし廣野さんが紹介するミッキーマウスに似た可愛いクロコノマチョウや、可愛い声を出すウスタビガには「ユニークなかたちではありますけど……」とのコメントで、番組前半は終始腰が引けた様子だった。

 スタジオには著者の筒井さんも登場し、14種類の貴重なイモムシ・ケムシを持参し、稲垣さんを説得にかかる。そのなかの一匹、ハーブのなかで暮らすオシャレなアゲハ蝶の幼虫には稲垣さんも「ちょっと可愛いですね」とオシャレな幼虫には興味を惹かれた様子。さらに身体に目玉模様(眼状紋)があるミスジビロードスズメには「可愛いねえ!きれいきれい」と徐々にテンションが上がってきた様子だった。

 貴重なイモムシ・ケムシの数々を間近でみた稲垣さんは、番組最後には「こんだけ種類があると思ったら生命の神秘は感じました」「好きにはなっていないけど、きれいだなと思ったり可愛いなと。今までそんなこと一ミリも感じていなかった」と心を動かされた様子だった。

「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58に放送中。次回の放送は8月23日。アジア大会中継に伴い、通常放送とは時間が変更になる可能性が告知されている。ゲストは松岡修造さん。課題図書は『弱さをさらけだす勇気』(講談社)。公式サイトでは予告動画を配信中。
http://www.tbs.co.jp/goro-dx/

Book Bang編集部
2018年8月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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