山本七平賞の最終候補作が決定 『AI vs.教科書が読めない子どもたち』他[ビジネス書ベストセラー]

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 8月21日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『10年後の仕事図鑑』が獲得した。
 第2位は『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』。第3位は『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』となった。

 4位以下で注目は4位にランクインした『AI vs.教科書が読めない子どもたち』。著者は人工知能を東京大学に合格させる「東ロボくん」研究開発プロジェクトのディレクタとしても知られる、国立情報学研究所社会共有知研究センター長の新井紀子さん。東ロボくんの成果を踏まえながら、人間とAIの違いをみつめ、これから子どもたちにはどんな教育が必要なのかを提言する一冊となっている。

 同書は第27回「山本七平賞」の最終候補作に選出された。山本七平賞は、平成3年に逝去した山本七平氏の長年にわたる思索、著作、出版活動の輝かしい成果を顕彰することを目的に創設された学術賞。これまでに『ノモンハンの夏』半藤一利[著](文藝春秋)や『白洲次郎 占領を背負った男』北康利[著](講談社)などが受賞している。最終候補作は他に、『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』江崎道朗[著](PHP研究所)、『親鸞と日本主義』中島岳志[著](新潮社)、『未完の西郷隆盛 日本人はなぜ論じ続けるのか』先崎彰容[著](新潮社)。最終選考は9月13日に行われる。
https://www.php.co.jp/news/2018/08/27shichihei.php

1位『10年後の仕事図鑑』堀江貴文[著]落合陽一[著](SBクリエイティブ)

AI(人工知能)、仮想通貨、lLIFESHIFT、ホワイトカラーの終焉……。10年後どころから5年先すら予期できない今、今の仕事、会社、社会、キャリアはどうなるのか。今世界で最も注目される日本人研究者落合陽一氏と、圧倒的な行動力で時代の最先端を走り続ける堀江貴文氏が、お金、職業、仕事、会社、学校など、今考えられる新たな社会の姿を余すところなく語ります。(SBクリエイティブウェブサイトより)

2位『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』田村耕太郎[著](朝日新聞出版)

社内の人間関係や争いにやきもきするのは、時間とエネルギーの無駄。人間の負の感情にとらわれず、淡々と成果を出す。それがグローバル人材の最低条件だ。人間関係に悩むすべてのサラリーマンにおくる画期的仕事論。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

3位『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』伊藤羊一[著](SBクリエイティブ)

ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師 孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」! プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。(SBクリエイティブウェブサイトより抜粋)

4位『AI vs.教科書が読めない子どもたち』新井紀子[著](東洋経済新報社)

5位『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』西岡壱誠[著](東洋経済新報社)

6位『大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる』齋藤孝[著](SBクリエイティブ)

7位『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』安田正[著](三笠書房)

8位『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』スコット・ギャロウェイ[著]渡会圭子[訳](東洋経済新報社)

9位『ポケット版「のび太」という生きかた』横山泰行[著](アスコム)

10位『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎[著]古賀史健[著](ダイヤモンド社)

〈単行本 ビジネス書ランキング 8月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年8月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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