聴くのも口ずさむのも昭和歌謡ばかり…という人は多い。実際、シンガー・ソングライターでプロデューサー、日本歌手協会筆頭理事の著者も「歌い継がれる生命力を持った歌」と昭和歌謡を評する。
本書では「上を向いて歩こう」「高校三年生」「瀬戸の花嫁」「学生街の喫茶店」「神田川」「贈る言葉」「天城越え」など19曲が登場。歌詞にある場所や時代背景、歌ができるまでの紆余(うよ)曲折、ヒット秘話などの物語を紹介している。
語り継ぐべき涙あり笑いありのドラマが満載。読めば、また歌いたくなる。(合田道人著、祥伝社新書・860円+税)
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2018年8月26日 掲載
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