内館牧子『終わった人』の次は『すぐ死ぬんだから』!? 今作は78歳の女性が主人公

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 9月4日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『下町ロケット ゴースト』が獲得した。
 第2位は『すぐ死ぬんだから』。第3位は『コーヒーが冷めないうちに』となった。

 2位にランクインした『すぐ死ぬんだから』は内館牧子さんの最新作。『終わった人』(講談社)で定年を迎えた元エリートサラリーマンの悲哀を描いた内館さんが、今作では78歳の女性を主人公に据え、高齢者の心理を絶妙な描写で描いてゆく。読者からは実年齢より若くみられようと努力する主人公の美学に共感の声があがっている。また主人公に降りかかる予想外の事態にハラハラし、心動かされる一作と評判だ。
 著者の内館さんは主人公の美学について《どんなに若くいようとしても、78歳のハナには忍び寄るものがある。気を緩めるとふと出てきてしまいそうな“すぐ死ぬんだから”という言葉に、それでも抗うハナの姿を見せたかった》(週刊ポスト2018年9月14日号)と語っている。

1位『下町ロケット ゴースト』池井戸潤[著](小学館)

大人気シリーズ、待望のシリーズ最新刊! 宇宙(そら)から大地へ。いま、佃製作所の新たな戦いの幕が上がる! 2015年に放映されたドラマ「下町ロケット」(TBS日曜劇場)の大ヒットも記憶に新しい、「池井戸潤、絶対の代表作」に待望のシリーズ最新刊が登場!(小学館ウェブサイトより抜粋)

2位『すぐ死ぬんだから』内館牧子[著](講談社)

78歳の忍(おし)ハナは夫岩造と東京の麻布で営んでいた酒店を息子雪男に譲り、近所で隠居生活をしている。
年を取ることは退化であり、人間60代以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保っており、岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の穏やかな男だ。雪男の妻由美には不満があるが、娘の苺や孫の雅彦やいづみにも囲まれて幸せな余生を過ごしているハナだったが、ある日岩造が倒れたところから、思わぬ人生の変転が待ち受けていた。人は加齢にどこまで抗えるのか。どうすれば品格のある老後を迎えられるのか。『終わった人』でサラリーマンの定年後の人生に光を当てた著者が放つ新「終活」小説!(講談社ウェブサイトより)

3位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

お願いします、あの日に戻らせてください――。過去に戻れる喫茶店で起こった、心温まる4つの奇跡。とある街の、とある喫茶店のとある座席には不思議な都市伝説があったその席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという ただし、そこにはめんどくさい…… 非常にめんどくさいルールがあった(サンマーク出版ウェブサイトより)

4位『八男って、それはないでしょう!(14)』Y.A[著](KADOKAWA)

5位『ファーストラヴ』島本理生[著](文藝春秋)

6位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

7位『ブロードキャスト』湊かなえ[著](KADOKAWA)

8位『素材採取家の異世界旅行記(5)』木乃子増緒[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

9位『とあるおっさんのVRMMO活動記(16)』椎名ほわほわ[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

10位『むすびつき』畠中恵[著](新潮社)

〈単行本 文芸書ランキング 9月4日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年9月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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