稲垣吾郎 SMAP時代を振り返る異例のコメント「背負っているものが大きかった」[ゴロウ・デラックス]

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TBS「ゴロウ・デラックス」公式サイトより

 稲垣吾郎さん(44)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に5日、坂上忍さん(51)が出演した。坂上さんの仕事論に触発され、稲垣さんがSMAP時代に感じていたプレッシャーについて語った。

■坂上忍の歯に衣着せぬ仕事論

 今週の課題図書は『おまえの代わりなんていくらだっている―覚悟の仕事論―』(新潮社)。坂上さんが週刊新潮に連載中のエッセイをまとめた一冊だ。テレビ番組のレギュラーを何本も抱え、殺人的スケジュールをこなすなか、週刊誌での連載までやってのける坂上さん。文筆家であった破天荒な父親から読書の楽しみを教えてもらい、今でも大の読書家だという。自身で小説の執筆も手がけたこともあるが、「悲しいかな私に文才はなかったようで、小説家になることは叶わなかった」と振り返る。それでも「活字を追う癖は今現在でも変わらず」常に執筆道具を持ち歩いていると述べている。

 同書では坂上さんから同業者や若者への提言、仕事論や人間関係のアドバイスなど、これまでの失敗で学んだ知恵がたっぷりと明かされている。潔癖症で知られる坂上さんの意見に対し、「苦手なものとか好きなものとか共感できる部分が多くて」とこちらも生活へのこだわりがあることで知られる稲垣さんもシンパシーを示す。また「『お前の代わりなんていくらだっている』というのは僕のことでもあり皆さんそうだってこと」「SMAPっていう会社があって、代わりはいるんだけどそこで働かせてもらっている、そんな気持ちでした」と稲垣さんはトップアイドルでありながらも同じように感じて仕事をしていたことを告白した。

■女性に殴られた原因は?

 しかし女性との付き合い方に話が及ぶと2人の違いは鮮明に。坂上さんは付き合っている女性に対しても寛容になれず、生活面での価値観の違いから、お付き合いはしているものの「ずっとピンチ」だという。自分でも「ちゃんとしたがる病にかかっている」という坂上さんは、女性のだらけた生活態度に我慢がならずイライラしてしまうことも多いそうだ。

 それに対し稲垣さんは「女性にイライラしたことがない」という。大きな声を出すような喧嘩をしたことはなく、逆に「物で殴られて顎がずれたことがある」と驚きの告白。喧嘩の原因は「いろいろ……。若い時ですから」と言葉を濁し、「浮気ですか?」と問われると「ほぼほぼビンゴ」と苦笑しながら認めていた。

■積み上げてきたものは捨てられたのか?

 坂上さんは同書で「伸び悩んだら今の自分を捨ててみよう」との提言もしており、自分が子役時代に積み上げたものを捨てることがいかに大変だったかを告白。バラエティに出演して初めて「やっと剥げたな」と一皮むけた切っ掛けを振り返った。

 坂上さんは稲垣さんが「積み上げてきたものをどうやって捨てたのか」にも興味津々。稲垣さんは「背負っているものがなくなった。グループじゃなくなったので、『こういなきゃいけない』とか『こういうポジションでいなきゃいけない』というのはない」「それがつまんなかったわけではないんですけど、背負っているものは大きい感じはありました」と異例のSMAP時代を振り返るコメント。今は大企業から個人商店になったと語り「リラックスして今はやれている」と赤裸々に飾らない言葉で語った。

「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58に放送中。次回の放送は2週を空けて10月25日。ゲストは久本雅美さん。課題図書は『Machami Style』(トランスワールドジャパン)。公式サイトでは予告動画を配信中。
http://www.tbs.co.jp/goro-dx/

Book Bang編集部
2018年10月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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