さだまさし小説集がベストセラー 風変わりな飲み屋に集まる常連客の人情話

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 10月10日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『下町ロケット ヤタガラス』が獲得した。
 第2位は『転生したらスライムだった件(13)』。第3位は『コーヒーが冷めないうちに』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『銀河食堂の夜』。歌手のさだまさしさんの連作長編だ。タイトルは「銀河鉄道」ではなく「銀河食堂」。物語は東京葛飾の四ツ木にある風変わりな飲み屋が舞台。そこに集まる常連客たちの不思議で切ない物語。笑えて泣ける、と評判だ。

 現在出版元の幻冬舎のウェブサイトでは1話から4話までの試し読みができる。そこでさださんは同連作が30年前に書いた短編集が基になっており、《最近改めてこの物語を書き直したいという欲求が湧いて》書き直したと執筆の経緯を語っている。
http://www.gentosha.jp/category/gingashokudonoyoru

1位『下町ロケット ヤタガラス』池井戸潤[著](小学館)

「宇宙から大地」編、ついに激突!! 2018年10月放映、ドラマ「下町ロケット」(TBS日曜劇場)新シリーズの原作小説『下町ロケット ゴースト』に連なる、「宇宙から大地」編、クライマックスへ――!(小学館ウェブサイトより)

2位『転生したらスライムだった件(13)』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

ジュラの大森林に攻め込む帝国94万の大軍勢。迎え撃つテンペストは、魔王ラミリスの権能により、ダンジョンへと町を避難させた。最前線で原初の悪魔であるテスタロッサ、ウルティマが猛威を振るう中、帝国軍はダンジョン攻略に乗り込む。しかしそこで待っていたのは、圧倒的な武力を誇るテンペストの凄まじいまでの虐殺劇であった……。(マイクロマガジン社ウェブサイトより)

3位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

お願いします、あの日に戻らせてください――。過去に戻れる喫茶店で起こった、心温まる4つの奇跡。とある街の、とある喫茶店のとある座席には不思議な都市伝説があったその席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという ただし、そこにはめんどくさい…… 非常にめんどくさいルールがあった(サンマーク出版ウェブサイトより)

4位『幼女戦記(10) Viribus Unitis』カルロ・ゼン[著](KADOKAWA)

5位『下町ロケット ゴースト』池井戸潤[著](小学館)

6位『思い出が消えないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

7位『居酒屋ぼったくり(10)』秋川滝美[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

8位『銀河食堂の夜』さだまさし[著](幻冬舎)

9位『この嘘がばれないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

10位『掟上今日子の乗車券』西尾維新[著](講談社)

〈単行本 文芸書ランキング 10月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年10月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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