内館牧子最新作『すぐ死ぬんだから』 漫画版も公開[文芸書ベストセラー]

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 11月27日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『フーガはユーガ』が獲得した。
 第2位は『すぐ死ぬんだから』。第3位は『下町ロケット ヤタガラス』となった。

 2位の『すぐ死ぬんだから』は内館牧子さんの最新作。『終わった人』(講談社)では定年を迎えた男性を描いた内館さんが、今作では老いてなお美学を貫く78歳の女性を主人公に、女性の「終活」を描いた一作となっている。
 現在同作は潮出版のウェブコミックサイトWEBコミックトムで漫画化され連載されている。現在は第三話まで公開されており、小説を読む前のお試しに漫画版を読んでみるのもよいだろう。
http://www.usio.co.jp/html/comic_ss/backnumber.html

1位『フーガはユーガ』伊坂幸太郎[著](実業之日本社)

伊坂幸太郎1年ぶりの新作長編、誕生。あらすじは秘密、ヒントを少し。 双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。(実業之日本社ウェブサイトより)

2位『すぐ死ぬんだから』内館牧子[著](講談社)

78歳の忍(おし)ハナは夫岩造と東京の麻布で営んでいた酒店を息子雪男に譲り、近所で隠居生活をしている。年を取ることは退化であり、人間60代以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保っており、岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の穏やかな男だ。雪男の妻由美には不満があるが、娘の苺や孫の雅彦やいづみにも囲まれて幸せな余生を過ごしているハナだったが、ある日岩造が倒れたところから、思わぬ人生の変転が待ち受けていた。人は加齢にどこまで抗えるのか。どうすれば品格のある老後を迎えられるのか。『終わった人』でサラリーマンの定年後の人生に光を当てた著者が放つ新「終活」小説!(講談社ウェブサイトより)

3位『下町ロケット ヤタガラス』池井戸潤[著](小学館)

「宇宙から大地」編、ついに激突!! 2018年10月放映、ドラマ「下町ロケット」(TBS日曜劇場)新シリーズの原作小説『下町ロケット ゴースト』に連なる、「宇宙から大地」編、クライマックスへ――!(小学館ウェブサイトより)

4位『沈黙のパレード』東野圭吾[著](文藝春秋)

5位『熱帯』森見登美彦[著](文藝春秋)

6位『神達に拾われた男(5)』Roy[著](ホビージャパン)

7位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

8位『とあるおっさんのVRMMO活動記(17)』椎名ほわほわ[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

9位『下町ロケット ゴースト』池井戸潤[著](小学館)

10位『神に愛された子』鈴木カタル[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

〈単行本 文芸書ランキング 11月27日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年12月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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