稲垣吾郎 大人気図鑑『わけあって絶滅しました。』の魅力にハマる[ゴロウ・デラックス]

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TBS「ゴロウ・デラックス」公式サイトより

 稲垣吾郎さん(44)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に30日、図鑑制作者の丸山貴史さんが出演した。丸山さんが異例の売り上げを誇る図鑑『わけあって絶滅しました。』の魅力を語った。

■絶滅したのに“明るく楽しく”?

 ゲストの丸山さんは数多くの図鑑の編集・執筆を行っている図鑑制作者。シリーズ3冊で250万部以上を突破したベストセラー『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)の監修者としても知られている。

 この日の課題図書は『わけあって絶滅しました。』(ダイヤモンド社)。同書も図鑑としては異例の40万部を超える大ヒット。絶滅した動物たちの衝撃の絶滅理由を“明るく楽しく”一人称の独白調で紹介し、大きな話題となっている。丸山さんは同書の中で《今まで地球にうまれた数えきれないほどの生き物のうち99.9%の種が絶滅しているのです。地球に生まれた生命はいつか絶滅する運命。むしろ生き残ることのほうが例外なのです》と述べる。一見悲惨に思える絶滅だが、丸山さんは絶滅が起きることで空白環境が生まれ、そこで新たな進化が起きる、と絶滅の効用について解説した。

■それぞれの「わけ」

 またスタジオに「動物のいない動物園」が用意され、同書に登場する絶滅動物たちが紹介された。毎年生え変わる45kgの角に栄養を奪われ絶滅した「オオツノジカ」。体が柔らかく食べられすぎて絶滅した「ディッキンソニア」。5つの目に頭についた長い腕、エビのようなしっぽにイボみたいな足等々、体をデコりすぎて絶滅した「オパビニア」。馬に恋をし牧場主たちから追われて絶滅した「ターパン」などを紹介。

■「ドラマみたい」に生き残った

 さらに奇跡的に絶滅しなかった動物も紹介された。深海でほとんど動かなかったため、隕石衝突などの天災をやり過ごして生き残った「オウムガイ」は「やる気がなかったため」生き残ったと解説。丸山さんがお気に入りだという「ロードハウナナフシ」はオーストラリアのロード・ハウ島の固有種。1920年代、島に持ち込まれたネズミにより絶滅したと思われていたが、数十年後、島から約16km離れた岩礁で生き残っていたことが確認されたという。同書では「流木にしがみつき流れ着いた」とロードハウナナフシの冒険の様子が語られている。稲垣さんは「そんなことあるの?ドラマみたい!」と奇跡的な生存劇に感動をあらわしていた。

「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58に放送中。次回は12月6日。ゲストは新井見枝香さん。課題図書は『本屋の新井」(講談社)。公式サイトでは予告動画を配信中。
http://www.tbs.co.jp/goro-dx/

Book Bang編集部
2018年12月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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