「新聞史上最高のエロス」と評された林真理子『愉楽にて』がランクイン[文芸書ベストセラー]

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 12月11日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『昨日がなければ明日もない』が獲得した。
 第2位は『沈黙のパレード』。第3位は『すぐ死ぬんだから』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『愉楽にて』。今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の原作者としても知られる林真理子さんの長編作品だ。2017年9月より約1年にわたり日本経済新聞で連載され、その官能的な描写で話題となっていた作品だ。家柄にも資産にも恵まれた生粋のエスタブリッシュメントの男たちを主役に据え、彼らの優雅で絢爛な生活を描いている。一般市民では知り得ぬ上流階級の男たちのリアルな生態に、作者の林さんが実際に知り合った富豪たちをモデルに描いているのではとの憶測もあがっていた。また「週刊現代」2017年12月9日号では「新聞史上最高のエロス」と同作の官能描写に注目。「朝から心拍数が上がる」との読者の声を紹介している。

1位『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき[著](文藝春秋)

『希望荘』以来2年ぶりの杉村三郎シリーズ第5弾となります。中篇3本を収録する本書のテーマは、「杉村vs.“ちょっと困った”女たち」。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『沈黙のパレード』東野圭吾[著](文藝春秋)

突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。かつて、佐織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『すぐ死ぬんだから』内館牧子[著](講談社)

78歳の忍(おし)ハナは夫岩造と東京の麻布で営んでいた酒店を息子雪男に譲り、近所で隠居生活をしている。年を取ることは退化であり、人間60代以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保っており、岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の穏やかな男だ。雪男の妻由美には不満があるが、娘の苺や孫の雅彦やいづみにも囲まれて幸せな余生を過ごしているハナだったが、ある日岩造が倒れたところから、思わぬ人生の変転が待ち受けていた。人は加齢にどこまで抗えるのか。どうすれば品格のある老後を迎えられるのか。『終わった人』でサラリーマンの定年後の人生に光を当てた著者が放つ新「終活」小説!(講談社ウェブサイトより)

4位『下町ロケット ヤタガラス』池井戸潤[著](小学館)

5位『フーガはユーガ』伊坂幸太郎[著](実業之日本社)

6位『熱帯』森見登美彦[著](文藝春秋)

7位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

8位『愉楽にて』林真理子[著](日本経済新聞出版社)

9位『思い出が消えないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

10位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

〈単行本 文芸書ランキング 12月11日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年12月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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