乃木坂46高山一実 初の長編小説『トラペジウム』が話題 ミステリー好きを告白

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 12月18日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『沈黙のパレード』が獲得した。
 第2位は『昨日がなければ明日もない』。第3位は『すぐ死ぬんだから』となった。

 4位以下で注目は7位にランクインした『トラペジウム』。乃木坂46の高山一実さん初の長編小説。現役アイドルがアイドル業界の内幕を描いたことで大きな話題に。高山さんは読書家としてもしられており、今月11日に発売された『このミステリーがすごい! 2019年版』(宝島社)では巻頭インタビューに登場。自身が読書にミステリーにハマったきっかけを高校一年生の頃に読んだ湊かなえさんの『告白』(双葉社)だと語っている。

1位『沈黙のパレード』東野圭吾[著](文藝春秋)

突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。かつて、佐織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき[著](文藝春秋)

『希望荘』以来2年ぶりの杉村三郎シリーズ第5弾となります。中篇3本を収録する本書のテーマは、「杉村vs.“ちょっと困った”女たち」。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『すぐ死ぬんだから』内館牧子[著](講談社)

78歳の忍(おし)ハナは夫岩造と東京の麻布で営んでいた酒店を息子雪男に譲り、近所で隠居生活をしている。年を取ることは退化であり、人間60代以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保っており、岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の穏やかな男だ。雪男の妻由美には不満があるが、娘の苺や孫の雅彦やいづみにも囲まれて幸せな余生を過ごしているハナだったが、ある日岩造が倒れたところから、思わぬ人生の変転が待ち受けていた。人は加齢にどこまで抗えるのか。どうすれば品格のある老後を迎えられるのか。『終わった人』でサラリーマンの定年後の人生に光を当てた著者が放つ新「終活」小説!(講談社ウェブサイトより)

4位『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(5)』夕蜜柑[著](KADOKAWA)

5位『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』白田[著](ポプラ社)

6位『フーガはユーガ』伊坂幸太郎[著](実業之日本社)

7位『トラペジウム』高山一実[著](KADOKAWA)

8位『本と鍵の季節』米澤穂信[著](集英社)

9位『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第四部 貴族院の自称図書委員(5)』香月美夜[著](TOブックス)

10位『愉楽にて』林真理子[著](日本経済新聞出版社)

〈単行本 文芸書ランキング 12月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年12月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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