12月22日(土)に発売された小説誌「小説新潮」(2019年1月号)に、お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎が描き下ろしたマンガ「宝塚と僕」が掲載された。
「宝塚と僕」は、大家さんとの心温まる交流を描いたコミックエッセイ『大家さんと僕』で、手塚治虫文化賞短編賞を受賞した矢部太郎が、手塚治虫の生地・宝塚市を訪ねる旅の様子を描いた作品。手塚治虫ゆかりの地を巡るはずが、編集者から渡されたのはなぜか宝塚歌劇団の資料……何か様子が違うことに気づいた矢部の旅の行方とは?
また、手塚治虫記念館と宝塚大劇場を巡ったグラビアページには、宝塚歌劇団の公演を見た矢部が後輩芸人のちゃーんに書いた手紙や手塚治虫記念館で撮影した写真などが掲載されている。
著者の矢部太郎は、1977年生まれ。お笑いコンビ・カラテカのボケ担当。芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍。父親は絵本作家のやべみつのり。2017年に発表した初の漫画作品『大家さんと僕』で、第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞している。
そのほか、今号は「新春の短編小説」特集となっており、重松清や恩田陸、桜木紫乃など11名の作家による短編小説や『酒のほそ道』の作者・ラズウェル細木による酒飲みマンガ「京の滴」が掲載、さらに阿刀田高、彩瀬まるの新連載もスタートする。なお、楡周平「鉄の楽園」の連載は今号で最終回を迎えた。
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2018年12月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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