世界的な絵本イラストレーションのコンクール「ナミコンクール」で、田中清代さんが日本人初となるパープルアイランド賞を受賞

文学賞・賞

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 世界的な絵本イラストレーションのコンクール「ナミコンクール」(第4回)で、絵本作家の田中清代さんが日本人初となるパープルアイランド賞を受賞した。

 受賞作は、田中さんが16年ぶりに手掛けた銅版画による絵本『くろいの』。小さな女の子と不思議ないきものの“くろいの”との出会いや屋根裏の暗闇の中で経験した小さな冒険をあたたかく描いた作品。

 著者の田中さんは、1972年神奈川県生まれ。多摩美術大学油画・版画専攻卒。在学中に絵本の制作を始め、1997年に『みずたまのチワワ』を出版して以来、絵本や挿絵を多数手がける。主な作品に『みつこととかげ』『トマトさん』『おきにいり』『おばけがこわいことこちゃん』『いってかえって星から星へ』『ねえ だっこして』『ひみつのカレーライス』『白鳥の湖』『気のいい火山弾』『小さいイーダちゃんの花』などがある。

 今回は98ヶ国からエントリーされた1,844点の応募作があり、ゴールデンアイランド賞に、同じ日本から加藤寛之さんの作品も選ばれている。

田中清代さんが16年ぶりに手掛けた銅版画による絵本『くろいの』より
田中清代さんが16年ぶりに手掛けた銅版画による絵本『くろいの』より

 ナミコンクールは、ナミアイランド(韓国)の主催で、2年に1度開かれている世界的な絵本イラストレーションのコンクール。世界最大のボローニャ国際絵本原画展より参加国数で上まわり、応募数ではボローニャに次ぐ規模の大きな賞となる。本賞には、グランプリ(1名)、ゴールデンアイランド賞(2名)、グリーンアイランド賞(5名)、パープルアイランド賞(10名)の4つの賞がある。過去にはトーベン・クールマンさんの『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』(ブロンズ新社)がゴールデンアイランド賞を、イ・ミョンエさんの『いろのかけらのしま』(ポプラ社)がグリーンアイランド賞などを受賞している。

Book Bang編集部
2019年1月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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