新書大賞を受賞した『言ってはいけない』第二弾が初登場[新書ベストセラー]

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 1月22日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』が獲得した。
 第2位は『もっと言ってはいけない』。第3位は『国家と教養』となった。

 2位の『もっと言ってはいけない』は2016年に大きな話題となった前作『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』(新潮社)の第二弾。前作は1年間に刊行された新書の中で「最高の一冊」を選ぶ2017年「新書大賞」に輝いている。遺伝や美醜に依る問題など、普段は口に出せないタブーに切り込み大きな話題となった一冊だが、今作でも国際的な知能指数検査の結果をもとに残酷な「真実」を暴露している。「人種と知能」の相関関係が解説され一見不愉快に思える部分もあるが、知識社会の構造の本質的な部分を捉えることで、残酷な現実のなかで我々一人一人がどう生きるかが問われていることに気づかされる。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『もっと言ってはいけない』橘玲[著](新潮社)

この社会は残酷で不愉快な真実に満ちている。「日本人の3人に1人は日本語が読めない」「日本人は世界一“自己家畜化”された民族」「学力、年収、老後の生活まで遺伝が影響する」「男は極端、女は平均を好む」「言語が乏しいと保守化する」「日本が華僑に侵されない真相」「東アジアにうつ病が多い理由」「現代で幸福を感じにくい訳」……人気作家がタブーを明かしたベストセラー『言ってはいけない』がパワーアップして帰還!(新潮社ウェブサイトより)

3位『国家と教養』藤原正彦[著](新潮社)

「教養」とは、世の中に溢れるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力だ。では教養を身につけるためにはどうしたら良いのか。教養の歴史を概観し、その効用と限界を明らかにしつつ、数学者らしい独創的な視点で「現代に相応しい教養」のあり方を提言する。大ベストセラー『国家の品格』の著者が放つ画期的教養論。(新潮社ウェブサイトより)

4位『日本進化論』落合陽一[著](SBクリエイティブ)

5位『「さみしさ」の研究』ビートたけし[著](小学館)

6位『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤孝[著](SBクリエイティブ)

7位『本当は世界一の国日本に告ぐ大直言』ケント・ギルバート[著](SBクリエイティブ)

8位『自分が高齢になるということ』和田秀樹[著](新講社)

9位『官僚と新聞・テレビが伝えない じつは完全復活している日本経済』上念 司[著](SBクリエイティブ)

10位『承久の乱 真の「武者の世」を告げる大乱』坂井孝一[著](中央公論新社)

■新書 ノベルスランキング

1位『約束のネバーランド ママたちの追想曲』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

2位『十津川警部 怒りと悲しみのしなの鉄道』西村京太郎[著](実業之日本社)

3位『白魔のクリスマス 薬師寺涼子の怪奇事件簿』田中芳樹[著](祥伝社)

4位『試験に出ないQED異聞 高田崇史短編集』高田崇史[著](講談社)

5位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

6位『劇場版 ドラゴンボール超 ブロリー』鳥山明[原作]日下部匡俊[著](集英社)

7位『夜明けまで眠らない』大沢在昌[著](双葉社)

8位『狐の婿取り 神様玉手箱』松幸かほ[著](笠倉出版社)

9位『富山地方鉄道殺人事件』西村京太郎[著](新潮社)

10位『辺境の金獣王 愛淫オメガバース』はるの紗帆[著](リブレ)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 1月22日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年1月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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