第16回芥川賞を受賞した町屋良平・上田岳弘の共通点は? 読書バラエティで明かされる

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左から『1R1分34秒』町屋良平[著](新潮社)、『ニムロッド』上田岳弘[著](講談社)

 2月13日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『宝島』が獲得した。
 第2位は『混物語』。第3位は『新章 神様のカルテ』となった。

 1位の『宝島』は第160回直木賞を受賞した作品。同作の著者・真藤順丈さんと7位にランクインした第160回芥川賞受賞作『1R1分34秒』の著者・町屋良平さん、同じく芥川賞を受賞した8位の『ニムロッド』の著者・上田岳弘さんの三人が、TBS系読書バラエティ番組「ゴロウ・デラックス」に14日揃って出演した。三人は受賞作執筆の裏話やお互いの作品の感想を語り合った。

 芥川賞を受賞した町屋良平さんと上田岳弘さんはともに兼業作家。上田さんは創業期から関わっているというIT企業の役員。町屋さんは会社員で営業職を務めているという。上田さんは役員であるため時間に自由がきくが、町屋さんは番組出演のために「今日は有給を頂戴して参上してますので」と明かし笑いを誘った。来週の「ゴロウ・デラックス」にも三人は出演予定。真藤さんの受賞作『宝島』について特集される。

1位『宝島』真藤順丈[著](講談社)

英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。少年少女は20年の時を経て同じ夢に向かう。米軍統治下の沖縄を嵐のように駆け抜ける、青春と革命の一大叙事詩!!(講談社ウェブサイトより)

2位『混物語』西尾維新[著](講談社)

シリーズの垣根を越えて、ヒロイン達が、阿良々木暦と対面! 西尾維新初となるクロスオーバー小説集、堂々刊行!(講談社ウェブサイトより)

3位『新章 神様のカルテ』夏川草介[著](小学館)

320万部のベストセラー、大学病院編始動 信州にある「24時間365日対応」の本庄病院に勤務していた内科医の栗原一止は、より良い医師となるため信濃大学医学部に入局する。消化器内科医として勤務する傍ら、大学院生としての研究も進めなければならない日々も、早二年が過ぎた。矛盾だらけの大学病院という組織にもそれなりに順応しているつもりであったが、29歳の膵癌患者の治療方法をめぐり、局内の実権を掌握している准教授と激しく衝突してしまう。 舞台は、地域医療支援病院から大学病院へ。 シリーズ320万部のベストセラー4年ぶりの最新作にして、10周年を飾る最高傑作! 内科医・栗原一止を待ち受ける新たな試練!(小学館ウェブサイトより)

4位『すぐ死ぬんだから』内館牧子[著](講談社)

5位『転生したらスライムだった件(13.5)』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

6位『トラペジウム』高山一実[著](KADOKAWA)

7位『1R1分34秒』町屋良平[著](新潮社)

8位『ニムロッド』上田岳弘[著](講談社)

9位『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』白田[著](ポプラ社)

10位『平成くん、さようなら』古市憲寿[著](文藝春秋)

〈単行本 文芸書ランキング 2月13日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年2月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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