「投資の神様」ジム・ロジャーズ氏の発言に注目が集まる［新書ベストセラー］

　2月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『一切なりゆき　樹木希林のことば』が獲得した。
　第2位は『お金の流れで読む 日本と世界の未来　世界的投資家は予見する』。第3位は『妻のトリセツ』となった。

　先週7位から2位にランクアップした『お金の流れで読む 日本と世界の未来　世界的投資家は予見する』は「投資の神様」として知られるジム・ロジャーズ氏の最新著書。躍進は2月に来日し数々のメディアに出演した影響か。ロジャーズ氏はテレビ東京の情報番組「Newsモーニングサテライト」（2月20日放送）では「日本株は昨年秋にすべて売却した」と語り物議を呼んだ。また27日に放送されたBS-TBSの報道番組「報道1930」でも「安倍首相がやっていることは長期的に見て日本にとってはよくない」とアベノミクスの効果に疑問を呈しながら、今後の有望な投資先として朝鮮半島をあげた。

■新書　ノンフィクションランキング

1位『一切なりゆき　樹木希林のことば』樹木希林［著］（文藝春秋）

芝居の達人、人生の達人　今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。（文藝春秋ウェブサイトより）

2位『お金の流れで読む 日本と世界の未来　世界的投資家は予見する』ジム・ロジャーズ［著］大野和基［訳］（PHP研究所）

【発売前重版決定！　世界同時株安も予見していた「投資の神様」が日本と世界の経済のゆくえを占う】ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び「世界3大投資家」と称されるジム・ロジャーズ。ソロスと設立した「クォンタム・ファンド」は、10年で2400パーセントという驚異のリターンを叩き出し、伝説となった。本書は、そんな「投資の神様」ジム・ロジャーズが、初めて日本の読者に向けて語り下ろした1冊である。（PHP研究所ウェブサイトより）

3位『妻のトリセツ』黒川伊保子［編著］（講談社）

理不尽な妻との上手な付き合い方とは。女性脳の仕組みを知って戦略を立てよう！　妻が怖いという夫が増えている。ひとこと言えば10倍返し。ついでに10年前のことまで蒸し返す。いつも不機嫌で、理由もなく突然怒り出す。人格を否定するような言葉をぶつけてくる。夫は怒りの弾丸に撃たれつづけ、抗う気さえ失ってしまう。夫からすれば甚だ危険で、理不尽な妻の怒りだが、実はこれ、夫とのきずなを求める気持ちの強さゆえなのである（俄には信じ難いが）。本書は、脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書である。「妻が怖い」「妻の顔色ばかりうかがってしまう」「妻から逃げたい」という世の夫たちが、家庭に平穏を取り戻すために必読の一冊でもある。（講談社ウェブサイトより）

4位『もっと言ってはいけない』橘　玲［著］（新潮社）

5位『白秋期　地図のない明日への旅立ち』五木寛之［著］（日本経済新聞出版社）

6位『わかりやすさの罠　池上流「知る力」の鍛え方』池上　彰［著］（集英社）

7位『年金だけでも暮らせます　決定版・老後資産の守り方』荻原博子［著］（PHP研究所）

8位『国家と教養』藤原正彦［著］（新潮社）

9位『なぜ必敗の戦争を始めたのか　陸軍エリート将校反省会議』半藤一利［著］（文藝春秋）

10位『役所は教えてくれない定年前後「お金」の裏ワザ』荻原博子［著］（SBクリエイティブ）

■新書　ノベルスランキング

1位『不屈の海（5） ニューギニア沖海戦』横山信義［著］（中央公論新社）

2位『えちごトキめき鉄道殺人事件』西村京太郎［著］（中央公論新社）

3位『約束のネバーランド　ママたちの追想曲』白井カイウ［原作］七緒［小説］出水ぽすか［作画］（集英社）

4位『約束のネバーランド　ノーマンからの手紙』白井カイウ［原作］七緒［小説］出水ぽすか［作画］（集英社）

5位『超雷爆撃機「流星改」（2）　国防圏を死守せよ！』原　俊雄［著］（電波社）

6位『鬼滅の刃　しあわせの花』吾峠呼世晴［原作］矢島　綾［著］（集英社）

7位『劇場版 ドラゴンボール超　ブロリー』鳥山　明［原作］日下部匡俊［著］（集英社）

8位『花嫁は迷路をめぐる』赤川次郎［著］（実業之日本社）

9位『富山地方鉄道殺人事件』西村京太郎［著］（新潮社）

10位『白魔のクリスマス　薬師寺涼子の怪奇事件簿』田中芳樹［著］（祥伝社）

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