横山秀夫の最新作を書評家が絶賛「新境地」「横山文学の中でも随一」[文芸書ベストセラー]

ニュース

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 3月12日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『ノースライト』が獲得した。
 第2位は『すぐ死ぬんだから』。第3位は『デスマーチからはじまる異世界狂想曲(16)』となった。

 先週2位からランクアップした1位の『ノースライト』は横山秀夫さんの最新作。建築士を主人公とし、家族と再生をテーマにした長編ミステリーだ。

 コラムニストの香山二三郎さんは同作について建築の世界と主人公の生い立ちを描くことで、《お仕事小説や家族小説としての厚みも増していくのである》と述べ、《芸術と人生の因縁を掘り下げ、見事新境地を開いたヒューマンミステリーの傑作だ》と評している。
https://www.bookbang.jp/review/article/564311

 また文芸評論家の池上冬樹さんは横山さんの代名詞でもある警察小説ではないが、《大いなる謎があり、激しい人間ドラマがあり、激しく心揺さぶる感動がある。そして最後は感涙にむせぶことになる》と紹介。さらに《横山文学は円熟味をましてきて、再読・再々読したくなるような深みをもつ。ひたひたと押し寄せるラストの温かな感動は、横山文学の中でも随一だろう》と高く評価している。
https://www.bookbang.jp/review/article/564267

1位『ノースライト』横山秀夫[著](新潮社)

一級建築士の青瀬は、信濃追分に向かっていた。たっての希望で設計した新築の家。しかし、越してきたはずの家族の姿はなく、ただ一脚の古い椅子だけが浅間山を望むように残されていた。一家はどこへ消えたのか? 伝説の建築家タウトと椅子の関係は? 事務所の命運を懸けたコンペの成り行きは? 待望の新作長編ミステリー。(新潮社ウェブサイトより)

2位『すぐ死ぬんだから』内館牧子[著](講談社)

78歳の忍(おし)ハナは夫岩造と東京の麻布で営んでいた酒店を息子雪男に譲り、近所で隠居生活をしている。年を取ることは退化であり、人間60代以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保っており、岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の穏やかな男だ。雪男の妻由美には不満があるが、娘の苺や孫の雅彦やいづみにも囲まれて幸せな余生を過ごしているハナだったが、ある日岩造が倒れたところから、思わぬ人生の変転が待ち受けていた。人は加齢にどこまで抗えるのか。どうすれば品格のある老後を迎えられるのか。『終わった人』でサラリーマンの定年後の人生に光を当てた著者が放つ新「終活」小説!(講談社ウェブサイトより)

3位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲(16)』愛七ひろ[著](KADOKAWA)

クーデター軍による飛空艇襲撃事件を解決し、王都に到着したサトゥー達。早速、王都を満喫しようとする一行だったが、サトゥーの活躍を聞きつけたシガ八剣の筆頭に決闘を挑まれてしまい――!?(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『麦本三歩の好きなもの』住野よる[著](幻冬舎)

5位『宝島』真藤順丈[著](講談社)

6位『新章 神様のカルテ』夏川草介[著](小学館)

7位『居酒屋ぼったくり(11)』秋川滝美[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

8位『トラペジウム』高山一実[著](KADOKAWA)

9位『魔眼の匣の殺人』今村昌弘[著](東京創元社)

10位『陰の実力者になりたくて!(2)』逢沢大介[著](KADOKAWA)

〈単行本 文芸書ランキング 3月12日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年3月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加