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一般社団法人日本児童文芸家協会は4月1日、児童文化功労賞をはじめ日本児童文芸家協会賞、児童文芸新人賞、児童文芸ノンフィクション文学賞の受賞者を発表した。
第58回児童文化功労賞に選ばれたのは、ノンフィクション作家の井上こみちさん、絵本画家の篠崎三朗さん、作曲家の湯山昭さんの3名。井上さんは、1983年に作家としてデビュー後、動物を描いたノンフィクション作品を手掛け、福田清人賞などを受賞。篠崎さんは、デザイナー・イラストレーターの仕事に従事しながら、絵本の制作に携わり、数多くの絵本、児童書の挿絵など出版している。湯山さんは、東京芸術大学音楽部作曲科を卒業後、器楽、合唱、童謡と幅広い分野の作品を発表、「コタンの歌」や「あめふりくまのこ」に代表される子供の歌があり、広く愛唱されている。
そのほか、第43回日本児童文芸家協会賞は、森川成美さんの『マレスケの虹』(小峰書店)、第48回児童文芸新人賞は、森埜こみちさんの『わたしの空と五・七・五』(講談社)、第2回児童文芸ノンフィクション文学賞は、佐藤慧さんの『しあわせの牛乳』(ポプラ社)、同賞の特別賞に児童文学作家の国松俊英さんが受賞した。
児童文化功労賞は、1959年度より新設された賞で、児童文化の向上発展のため長年努力された方々の功績を称えて表彰する賞。日本児童文芸家協会賞は、1978年に設けられた賞で、1年間に出版された当協会会員の作品のなかから、最優秀と認められた著作に贈られる。児童文芸新人賞は、1972年に設けられた賞で、創作童話、小説、ノンフィクション、詩、童謡が対象とし、1年間に出版された新人作家による優れた作品に贈られる。児童文芸ノンフィクション文学賞は、福田清人賞を継承し、2017年度より新設された賞で、2年間に出版された、優れた児童向けノンフィクション作品に贈られる。
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