下重暁子が説く 年齢に囚われない生き方[新書ベストセラー]

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 5月21日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』が獲得した。
 第2位は『妻のトリセツ』。第3位は『続 昭和の怪物 七つの謎』となった。

 4位以下で注目は6位に初登場の『年齢は捨てなさい』。2018年大きな話題となった『極上の孤独』(幻冬舎)の著者・下重暁子さんの最新刊だ。『極上の孤独』では往々にして悪いことされる「孤独」であることの効能について語られたが、今作では年齢の概念を捨てることを提唱している。下重さんは年齢に囚われず自由に生きようと説き、充実した人生を生きるためのヒントを紹介する。同じく「孤独」というテーマで自身の人生を振り返った『孤独という道づれ』(幻冬舎)を刊行した女優の岸惠子さんについて触れられた一節もあり注目だ。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『妻のトリセツ』黒川伊保子[編]著[著](講談社)

理不尽な妻との上手な付き合い方とは。女性脳の仕組みを知って戦略を立てよう! 妻が怖いという夫が増えている。ひとこと言えば10倍返し。ついでに10年前のことまで蒸し返す。いつも不機嫌で、理由もなく突然怒り出す。人格を否定するような言葉をぶつけてくる。夫は怒りの弾丸に撃たれつづけ、抗う気さえ失ってしまう。夫からすれば甚だ危険で、理不尽な妻の怒りだが、実はこれ、夫とのきずなを求める気持ちの強さゆえなのである(俄には信じ難いが)。本書は、脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書である。「妻が怖い」「妻の顔色ばかりうかがってしまう」「妻から逃げたい」という世の夫たちが、家庭に平穏を取り戻すために必読の一冊でもある。(講談社ウェブサイトより)

3位『続 昭和の怪物 七つの謎』保阪正康[著](講談社)

のべ4000人の元軍人らに取材を重ねてきた保阪正康氏が、昭和を代表する人物のエピソードを通じて昭和の闇=語られざる真実を語るシリーズ第二弾。本書では、三島由紀夫・近衛文麿・橘孝三郎・野村吉三郎・田中角栄・伊藤昌哉・後藤田正晴を取り上げる。(講談社ウェブサイトより)

4位『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』橋下 徹[著](PHP研究所)

5位『死にゆく人の心に寄りそう 医療と宗教の間のケア』玉置妙憂[著](光文社)

6位『年齢は捨てなさい』下重暁子[著](幻冬舎)

7位『情報だけ武器にしろ。 お金や人脈、学歴はいらない!』堀江貴文[著](ポプラ社)

8位『元気に下山 毎日を愉しむ48のヒント』五木寛之[著](宝島社)

9位『お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する』ジム・ロジャーズ[著]大野和基[訳](PHP研究所)

10位『年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方』荻原博子[著](PHP研究所)

■新書 ノベルスランキング

1位『僕のヒーローアカデミア 雄英白書 祭』堀越耕平[原作]誉司アンリ[著](集英社)

2位『キマイラ(14) 望郷変』夢枕 獏[著](朝日新聞出版)

3位『十津川警部 スーパー北斗殺人事件』西村京太郎[著](双葉社)

4位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴[原作]矢島 綾[著](集英社)

5位『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』芥見下々[原作]北國ばらっど[著](集英社)

6位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

7位『超雷爆撃機「流星改」(3) 発動!興亡の布哇作戦』原 俊雄[著](電波社)

8位『お兄ちゃんはお嫁さま!』夕映月子[著](笠倉出版社)

9位『約束のネバーランド ママたちの追想曲』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

10位『不屈の海(6) 復活の「大和」』横山信義[著](中央公論新社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 5月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年5月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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