上半期1位！　樹木希林さんの“ことば”が心に沁みる『一切なりゆき』［新書ベストセラー］

　6月4日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『一切なりゆき　樹木希林のことば』が獲得した。
　第2位は『実行力　結果を出す「仕組み」の作りかた』。第3位は『妻のトリセツ』となった。

　1位の『一切なりゆき　樹木希林のことば』は5月31日に発表された2019年上半期ベストセラー（トーハン調べ）で総合部門で1位を獲得し2019年一番売れた本となった。昨年9月に亡くなった樹木希林さんの生前の言行を綴った書籍は『樹木希林 120の遺言　死ぬときぐらい好きにさせてよ』（宝島社）、『樹木希林さんからの手紙』（主婦の友社）なども刊行されているが、『一切なりゆき　樹木希林のことば』は逝去から3ヶ月後のスピード刊行。さらに新書で買いやすい価格であることも加わり一番の売れ行きとなっている。同書は樹木さんの生前のインタビューなどから厳選された、軽妙でありながら含蓄のある“ことば”が154収録されている。

■新書　ノンフィクションランキング

1位『一切なりゆき　樹木希林のことば』樹木希林［著］（文藝春秋）

芝居の達人、人生の達人　今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。（文藝春秋ウェブサイトより）

2位『実行力　結果を出す「仕組み」の作りかた』橋下徹［著］（PHP研究所）

38歳で大阪府知事に就任し、数々の改革を成し遂げてきた橋下徹氏。大阪府庁1万人・大阪市役所3万8千人の職員、組織、そして国をも動かして結果を出してきた秘訣とは何か年上の部下や並いる反対派をいかにして説得・掌握し、大阪の大改革へと舵を切ったのか、その手腕を初めて明かす。（PHP研究所ウェブサイトより）

3位『妻のトリセツ』黒川伊保子［編］著［著］（講談社）

理不尽な妻との上手な付き合い方とは。女性脳の仕組みを知って戦略を立てよう！　妻が怖いという夫が増えている。ひとこと言えば10倍返し。ついでに10年前のことまで蒸し返す。いつも不機嫌で、理由もなく突然怒り出す。人格を否定するような言葉をぶつけてくる。夫は怒りの弾丸に撃たれつづけ、抗う気さえ失ってしまう。夫からすれば甚だ危険で、理不尽な妻の怒りだが、実はこれ、夫とのきずなを求める気持ちの強さゆえなのである（俄には信じ難いが）。本書は、脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書である。「妻が怖い」「妻の顔色ばかりうかがってしまう」「妻から逃げたい」という世の夫たちが、家庭に平穏を取り戻すために必読の一冊でもある。（講談社ウェブサイトより）

4位『情報だけ武器にしろ。 お金や人脈、学歴はいらない！』堀江貴文［著］（ポプラ社）

5位『平成時代』吉見俊哉［著］（岩波書店）

6位『年齢は捨てなさい』下重暁子［著］（幻冬舎）

7位『死にゆく人の心に寄りそう　医療と宗教の間のケア』玉置妙憂［著］（光文社）

8位『続　昭和の怪物　七つの謎』保阪正康［著］（講談社）

9位『「承認欲求」の呪縛』太田肇［著］（新潮社）

10位『年金だけでも暮らせます　決定版・老後資産の守り方』荻原博子［著］（PHP研究所）

■新書　ノベルスランキング

1位『十津川警部　スーパー北斗殺人事件』西村京太郎［著］（双葉社）

2位『約束のネバーランド　ノーマンからの手紙』白井カイウ［原作］七緒［小説］出水ぽすか［作画］（集英社）

3位『僕のヒーローアカデミア　雄英白書　祭』堀越耕平［原作］誉司アンリ［著］（集英社）

4位『キマイラ（14） 望郷変』夢枕獏［著］（朝日新聞出版）

5位『鬼滅の刃　しあわせの花』吾峠呼世晴［原作］矢島綾［著］（集英社）

6位『約束のネバーランド　ママたちの追想曲』白井カイウ［原作］七緒［小説］出水ぽすか［作画］（集英社）

7位『NARUTO－ナルト－　カカシ烈伝　　六代目火影と落ちこぼれの少年』江坂純［著］岸本斉史［原作］（集英社）

8位『呪術廻戦　逝く夏と還る秋』芥見下々［原作］北國ばらっど［著］（集英社）

9位『超雷爆撃機「流星改」（3）　発動！興亡の布哇作戦』原俊雄［著］（電波社）

10位『ONE PIECE novel A（1）　スペード海賊団結成篇』尾田栄一郎［原作］ひなたしょう［著］（集英社）

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