第20回読売・吉野作造賞が決定 牧野邦昭『経済学者たちの日米開戦』

文学賞・賞

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 第20回読売・吉野作造賞が8日に発表され、摂南大経済学部准教授の牧野邦昭さんの『経済学者たちの日米開戦―秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く―』(新潮社)に決まった。

「読売・吉野作造賞」は、読売論壇賞と中央公論新社が2000年に創設した学術賞。前年1月から12月までに発表された単行本、雑誌論文を対象とし、選考委員会の厳正な審査により決定する。

 受賞作『経済学者たちの日米開戦』は、日米開戦に至った経緯を追った一冊。陸軍の頭脳集団「秋丸機関」が、日米の経済抗戦力の格差を分析した報告書を作成していたにもかかわらず、開戦に至ってしまった経緯を報告書から克明に解き明かす。

 著者の牧野さんは、1977年生まれ。東京大学経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。2018年5月現在、摂南大学経済学部准教授。専攻は近代日本経済思想史。著書に『戦時下の経済学者』『柴田敬―資本主義の超克を目指して』、共著に『昭和史講義―最新研究で見る戦争への道』などがある。

 贈賞式は7月16日に東京都千代田区の東京会館で行われる。

Book Bang編集部
2019年6月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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