樹木希林の残した「ことば」に注目集まる 新書ランキングで8週連続1位

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 7月2日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』が獲得した。
 第2位は『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』。第3位は『知らないと恥をかく 世界の大問題(10)
 転機を迎える世界と日本』となった。

 1位の『一切なりゆき 樹木希林のことば』トーハン調べの週刊ベストセラーランキング新書ノンフィクション部門で5月8日発表分以降、8週連続で1位となった。同作は昨年9月に亡くなった女優の樹木希林さんが残した154の「ことば」を収録した一冊。1985年から2018年までに樹木さんが雑誌のインタビューでの発言などから集められており、独特のユーモアがありながら深い言葉の数々に読者からは、「生き方に圧倒された」「重い名言ばかり」「欲張らず生きようと思う」と感動の声があがっている。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』橋下徹[著](PHP研究所)

38歳で大阪府知事に就任し、数々の改革を成し遂げてきた橋下徹氏。大阪府庁1万人・大阪市役所3万8千人の職員、組織、そして国をも動かして結果を出してきた秘訣とは何か年上の部下や並いる反対派をいかにして説得・掌握し、大阪の大改革へと舵を切ったのか、その手腕を初めて明かす。(PHP研究所ウェブサイトより)

3位『知らないと恥をかく 世界の大問題(10) 転機を迎える世界と日本』池上彰[著](KADOKAWA)

「新しい冷戦」の時代に入った世界を読み解く。池上ニュース解説の決定版 米中衝突!! 新・冷戦時代へ 転機を迎える世界と日本を読み解く、池上ニュース解説の決定版。混迷の度合いを深める世界。大国間での「自国ファースト」のぶつかり合いをはじめ、テロや紛争、他民族を排斥する動き、環境問題、貧困問題等々……課題は山積み。この「転機」の時代に世界はどこへ向かおうとしているのか――。未来を拓くために、いまこそ歴史に学び、世界が抱える大問題を知る必要がある。2009年の第1弾の発売から今回で10作目。シリーズ累計186万部突破、信頼の「池上解説」最新第10弾。(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること』河合雅司[著](講談社)

5位『妻のトリセツ』黒川伊保子[編]著[著](講談社)

6位『キレる! 脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」』中野信子[著](小学館)

7位『日本のマクロ経済政策 未熟な民主政治の帰結』熊倉正修[著](岩波書店)

8位『人間の本性』丹羽宇一郎[著](幻冬舎)

9位『生きるための図書館 一人ひとりのために』竹内さとる[著](岩波書店)

10位『新聞という病』門田隆将[著](産経新聞出版)

■新書 ノベルスランキング

1位『覇権交代(4) マラッカ海峡封鎖』大石英司[著](中央公論新社)

2位『約束のネバーランド ママたちの追想曲』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

3位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

4位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

5位『津軽龍飛崎殺人紀行 私立探偵・小仏太郎』梓林太郎[著](実業之日本社)

6位『NARUTO-ナルト- カカシ烈伝  六代目火影と落ちこぼれの少年』江坂純[著]岸本斉史[原作](集英社)

7位『僕のヒーローアカデミア 雄英白書 祭』堀越耕平[原作]誉司アンリ[著](集英社)

8位『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』芥見下々[原作]北國ばらっど[著](集英社)

9位『ONE PIECE novel A(1) スペード海賊団結成篇』尾田栄一郎[原作]ひなたしょう[著](集英社)

10位『かぐや様は告らせたい 小説版 秀知院学園七不思議』赤坂アカ[原作]羊山十一郎[著](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 7月2日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年7月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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