かつて日本人がたけていた暗算の技術が、学校教育のなかで軽視されているという。数学教育関連の予備校などで講師を務める著者が暗算の復権に向け、数や計算の仕組みを考え、洞察力を養い、何より速い-と筆算よりすぐれた側面をアピールすべく執筆した本の文庫化。
帯で〈3秒で解ける〉と紹介されている「60億÷300万」や「53×57」の解き方をはじめ小学校レベルから中学校レベルの例題と練習問題がずらり並ぶ。
久しぶりにご自身の暗算力を試すもよし、お子さんと競うもよし。子供のほうができたりして-。(栗田哲也著、PHP文庫・720円+税)
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2019年7月14日 掲載
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