百田尚樹 最新長編小説は、昭和最後の夏を舞台にした感動の物語[文芸書ベストセラー]

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 2位に初登場の『夏の騎士』は百田尚樹さん3年ぶりの最新長編小説。郷愁を誘う昭和最後の夏を舞台にした少年たち成長の物語。発行元は百田版「スタンド・バイ・ミー」と紹介するが、百田さん自身はTwitterで《実は『スタンド・バイ・ミー』には「性」も「女の子」も出てきません。『夏の騎士』には、その二つが微妙な形で、しかも重要な要素として出てきます。》と解説している。またこの作品で「小説家引退」との意向も示しており、ファンの間では悲鳴があがっている。

 4位以下で注目は4位の『てんげんつう』と、10位の『三体』。『てんげんつう』は畠中恵さんの和風ファンタジー「しゃばけ」シリーズの第18弾。『三体』は中国発のSF小説。米国のオバマ前大統領やFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏らが絶賛していることでも話題となった世界的ヒット作。

1位『希望の糸』東野圭吾[著](講談社)

東野圭吾の最新長編書き下ろしは、「家族」の物語。「死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。(講談社ウェブサイトより)

2位『夏の騎士』百田尚樹[著](新潮社)

人生で最も大切なもの。それは、勇気だ。ぼくが今もどうにか人生の荒波を渡っていけるのは、31年前の出来事のおかげかもしれない――。昭和最後の夏、ぼくは仲の良い友人2人と騎士団を結成する。待ち受けていたのは、謎をめぐる冒険、友情、そして小さな恋。新たなる感動を呼び起こす百田版「スタンド・バイ・ミー」、遂に刊行。(新潮社ウェブサイトより)

3位『ノーサイド・ゲーム』池井戸潤[著](ダイヤモンド社)

池井戸潤最新作! 2019年7月放映、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(TBS日曜劇場)の原作。経営戦略室から左遷された男が挑む??。低迷ラグビー部を”経済的に”立て直せ!(ダイヤモンド社ウェブサイトより)

4位『てんげんつう』畠中 恵[著](新潮社)

5位『さよならの儀式』宮部みゆき[著](河出書房新社)

6位『むらさきのスカートの女』今村夏子[著](朝日新聞出版)

7位『クジラアタマの王様』伊坂幸太郎[著](NHK出版)

8位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ[著](文藝春秋)

9位『平場の月』朝倉かすみ[著](光文社)

10位『三体』劉慈欣[著]立原透耶[監修]大森 望、光吉さくら、ワン チャイ[訳](早川書房)

〈単行本 文芸書ランキング 7月23日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年7月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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