【話題の本】『東大の先生!文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!』

ニュース

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

■中学レベルを5、6時間で理解

 社会人になっても、中学高校時代の数学への苦手意識を引きずってしまいがち。そんな人たちがいかに多いかは、今年1月に発売された本書が20万部のヒットとなっていることでも明らかだ。

 裏表紙に〈R16指定 中学生は決して読まないでください〉の注意書き。この1冊を読めば、二次方程式や関数など、中学数学が5、6時間で理解できてしまうというのだ。

 数理物理学、渋滞学が専門の著者にライターが話を聞く形式でまとめられている。そもそもなぜ数学を学ぶ必要があるのか、数学は役に立つのか、という根源的な問いに答えるところから始まる。担当編集者の古川有衣子さんは「長い文章が苦手な人にも読んでもらえるよう、LINEで会話しながら教えてもらうイメージでまとめました」と説明する。

 中学数学の〈ゴール〉を明確に示し、そこにいたる道筋をユニークな語り口で示している。「西成先生は予備校で教えた経験もあり、読者と同じ目線で教えてくれます」(古川さん)。そんな作り手側の思いは読者に届いているようで、「中学のときにこういう教え方をしてほしかった」といった反応が多いという。(西成活裕著/かんき出版・1500円+税)

 櫛田寿宏

産経新聞
2019年8月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

産経新聞社「産経新聞」のご案内

産経ニュースは産経デジタルが運営する産経新聞のニュースサイトです。事件、政治、経済、国際、スポーツ、エンタメなどの最新ニュースをお届けします。