百田尚樹「五十年前の自分ならどうしただろう」評判の新作に込めた思いを語る[文芸書ベストセラー]

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 8月20日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『希望の糸』が獲得した。
 第2位は『夏の騎士』。第3位は『むらさきのスカートの女』となった。

 2位の『夏の騎士』は百田尚樹さんの最新作。百田さん15冊目の小説で「私の最後の小説にしてもいいと思った」とまで語る自信作だ。3人の少年を主人公のひと夏の冒険を描き、百田版「スタンド・バイ・ミー」と称される作品だ。百田さんは同作について《自分の原点に立ち返って》書いた作品だとも語る。物語は架空のキャラクターの行動によって進むが、彼らがどう動くかについては、自身の少年時代を思い出しながら、《五十年前の自分ならどうしただろう、と過去の自分に問いかけるような楽しみもありました》と語っている。また小説のテーマを「勇気」とあげ、《この本を通して勇気の種を手に入れてくださったなら、それほど嬉しいことはありません》と同作に込めた思いを語っている。
https://www.bookbang.jp/review/article/578338

1位『希望の糸』東野圭吾[著](講談社)

東野圭吾の最新長編書き下ろしは、「家族」の物語。「死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。(講談社ウェブサイトより)

2位『夏の騎士』百田尚樹[著](新潮社)

人生で最も大切なもの。それは、勇気だ。ぼくが今もどうにか人生の荒波を渡っていけるのは、31年前の出来事のおかげかもしれない――。昭和最後の夏、ぼくは仲の良い友人2人と騎士団を結成する。待ち受けていたのは、謎をめぐる冒険、友情、そして小さな恋。新たなる感動を呼び起こす百田版「スタンド・バイ・ミー」、遂に刊行。(新潮社ウェブサイトより)

3位『むらさきのスカートの女』今村夏子[著](朝日新聞出版)

近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない<わたし>は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。『あひる』『星の子』が芥川賞候補となった話題の著者による待望の最新作。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

4位『ノーサイド・ゲーム』池井戸潤[著](ダイヤモンド社)

5位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲(17)』愛七ひろ[著](KADOKAWA)

6位『いけない』道尾秀介[著](文藝春秋)

7位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ[著](文藝春秋)

8位『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』大島真寿美[著](文藝春秋)

9位『三体』劉慈欣[著]立原透耶[監修]大森望、光吉さくら、ワン チャイ[訳](早川書房)

10位『ヴェールドマン仮説』西尾維新[著](講談社)

〈単行本 文芸書ランキング 8月20日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年8月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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