「愛欲」「物欲」「権力欲」…… 名画に隠されたメッセージは“人間の業”

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 8月27日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』が獲得した。
 第2位は『上級国民/下級国民』。第3位は『この世を生き切る醍醐味』となった。

 4位以下で注目は7位に初登場の『欲望の名画』。ドイツ文学者で作家の中野京子さんが絵画に隠されたメッセージを解説した一冊。月刊誌「文藝春秋」の人気連載から26作品が選ばれ、加筆されて掲載されている。ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」、ドラクロワの「怒れるメディア」、フェルメール「真珠の首飾り」などの有名な作品から、ジャン=レオン・ジェロームの「アレオパゴス会議のフリュネ」、アドルフ・フォン・メンツェル「フリードリヒ大王のフルート演奏」など馴染みの薄い作品まで、多様な作品がとりあげられる。作品に描かれた人物やその表情、配置された品々やその構図、さらに制作された時代の背景や画家の意図を解説しながら、名画に込められた意味を掘り起こしており、その手腕はさながらマジックの種明かしのよう。名画を見る楽しみが一層深まる一冊となっている。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『一切なりゆき 樹木希林のことばば』樹木希林[著](文藝春秋)

芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『上級国民/下級国民』橘 玲[著](小学館)

バブル崩壊後の平成の労働市場が生み落とした多くの「下級国民」たち。彼らを待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという”残酷な運命”。一方でそれらを独占するのは少数の「上級国民」たちだ。(中略)ベストセラー『言ってはいけない』シリーズも話題の人気作家・橘玲氏が、世界レベルで現実に進行する分断の正体をあぶり出す。(小学館ウェブサイトより抜粋)

3位『この世を生き切る醍醐味』樹木希林[著](朝日新聞出版)

とても母らしいです。美談じゃなく、ダメなところも書いているから。――娘・内田也哉子さん (インタビューも収録) 樹木希林はなぜあれほど平気に死んだのか読み継ぐべきラスト・ロングインタビュー この浮世をぞんざいに生き切る覚悟。あらゆる出会いや運命に感謝する心のもちよう。病や死すらおもしろがる透徹した視点。樹木希林さんの言葉一(朝日新聞出版ウェブサイトより)

4位『日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』ジム・ロジャーズ[著]小里博栄[取材・翻訳・監修]花輪陽子[監修](講談社)

5位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

6位『人間の本性』丹羽宇一郎[著](幻冬舎)

7位『欲望の名画』中野京子[著](文藝春秋)

8位『キレる! 脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」』中野信子[著](小学館)

9位『妻のトリセツ』黒川伊保子[編著](講談社)

10位『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』橋下 徹[著](PHP研究所)

■新書 ノベルスランキング

1位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』尾田栄一郎[原作]浜崎達也[著]冨岡淳広、大塚隆史[劇場版脚本](集英社)

2位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴[原作]矢島 綾[著](集英社)

3位『蒼洋の城塞(1) ドゥリットル邀撃』横山信義[著](中央公論新社)

4位『ONE PIECE novel A(2) 新世界篇』尾田栄一郎[原作]浜崎達也[著](集英社)

5位『ONE PIECE novel A(1)スペード海賊団結成篇』尾田栄一郎[原作]ひなたしょう[著](集英社)

6位『超武装戦闘機隊(3) 米太平洋艦隊奇襲!』林 譲治[著](電波社)

7位『約束のネバーランド ママたちの追想曲』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

8位『NARUTO-ナルト- サスケ烈伝 うちはの末裔と天球の星屑』江坂 純[著]岸本斉史[原作](集英社)

9位『竜の妻恋 竜は彼に溺愛を捧ぐ』いとう由貴[著](リブレ)

10位『僕のヒーローアカデミア 雄英白書 祭』堀越耕平[原作]誉司アンリ[著](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 8月27日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年8月31日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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