累計70万部を突破した人気漫画「すーちゃん」シリーズの最新刊。40代を迎えた1人暮らしの女性主人公・すーちゃんの日常が描かれる。毎日それなりに楽しく過ごしているけれど、年老いた親のことや自身の老後のことなど、うすぼんやりとした不安も抱えるすーちゃん。いろいろ経験を重ねてきたはずなのに、「恋ってどうするんだっけかなぁ」と思ったりもする。
すーちゃんは決して格好つけず、自虐はしつつ卑屈にはならないのが良い。共感する言葉も多数登場。内容は徹頭徹尾日常のことなのに、読ませる漫画だ。(益田ミリ著、幻冬舎・1300円+税)
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2019年9月8日 掲載
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