拾った一万円は気兼ねなく使ってしまえるのはなぜ? 働いて得た一万円と同じなのに

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 9月10日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『心。』が獲得した。
 第2位は『会社四季報 業界地図 2020年版』。第3位は『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』となった。

 3位の『Think clearly』は同ランキングでは14週連続でランクイン。スイスの実業家ロルフ・ドベリさんがよりよい人生を送るための思考法をまとめた一冊。心の中が充実する「内なる成功」に至ることが大切だと述べられており、それを実現するための「思考の道具箱」と呼ばれる数々の考え方が提示されている。

 レビュアーの鈴木拓也さんは同書の中でもお金にまつわる提言に注目し紹介。
《頑張って働いて得た1万円と、道ばたで拾った1万円。どちらも金銭的価値は同じなのに、拾った1万円は気兼ねなく使ってしまう傾向があります。これは、お金の出どころによって、お金を使うことへの抵抗感は異なるという、心理学用語のメンタルアカウンティングの一例です。これは心の錯覚というべきものですが、この特性を利用することを、ドベリさんはすすめています。例えばドベリさん自身は、「寄付用口座」と名付けた銀行口座を持ち、一定の金額をプールしています。駐車場がいつも埋まっているチューリヒ中心街の路上に駐車して、駐車違反の切符を切られた時は、罰金は「寄付用口座」から支払うことにしているそうです。自分の財布から払う罰金も、もともと寄付を使途にした口座残高からあてた罰金も、額としては同じです。ですが、ドベリさんはこの口座を作ってから、「驚くほどイライラしなくなった」と効用を述べています。》
https://www.bookbang.jp/review/article/580822

1位『心。』稲盛和夫[著](サンマーク出版)

「経営のカリスマ」稲盛和夫氏の人生の集大成、ついに刊行! ミリオンセラー『生き方』待望の続編が、15年の時を経て刊行! すべては“心”に始まり、“心”に終わる。(サンマーク出版ウェブサイトより抜粋)

2位『会社四季報 業界地図 2020年版』東洋経済新報社[編](東洋経済新報社)

『会社四季報』記者が172業界4030社の今とこれからを執筆。『業界地図』の最新版。業界内における企業の業績や順位、提携関係などを「地図」の形にして、視覚的にわかりやすく解説 さまざまな業界を「深く広く」知るには最適なこの1冊。(東洋経済新報社ウェブサイトより)

3位『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』ロルフ・ドベリ[著]安原実津[訳](サンマーク出版)

簡単に揺らぐことのない幸せな人生を手に入れるための「52の思考法」(サンマーク出版ウェブサイトより)

4位『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド[著](日経BP社)

5位『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』田中泰延[著](ダイヤモンド社)

6位『メモの魔力 The Magic of Memos』前田裕二[著](幻冬舎)

7位『東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!』西成活裕[著](かんき出版)

8位『神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り』星渉[著](KADOKAWA)

9位『日経業界地図 2020年版』日本経済新聞社[編](日本経済新聞出版社)

10位『学び効率が最大化する インプット大全』樺沢紫苑[著](サンクチュアリ出版)

〈単行本 ビジネス書ランキング 9月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年9月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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