文章に書かれている意味が正しく捉えられない…… 『AIに負けない子どもを育てる』には

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 9月18日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『心。』が獲得した。
 第2位は『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』。第3位は『AIに負けない子どもを育てる』となった。

 3位の『AIに負けない子どもを育てる』は2018年にベストセラーとなった『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)の続編。著者は東京大学合格を目指したAIの研究で知られる、国立情報学研究所教授で数学者の新井紀子さん。新井さんはAIを研究するなかで、AIがもっとも苦手とするのは「読解力」だと解明。しかし調査の結果、AI同様に読解力が低く文脈を理解できない子どもたちが大勢いることを発見した。そんな子を育ててしまう現在の教育法に警鐘を鳴らしたのが前作だ。今作は今後のAIの発展を見込み、子どもたちにAIが苦手とする読解力を身に付けさせるにはどうしたらよいのかを提言した一冊となっている。親や学校は何ができるのか? 実際に行われている授業や取り組みを紹介し、「読む力」を量るテストも付属する。

1位『心。』稲盛和夫[著](サンマーク出版)

「経営のカリスマ」稲盛和夫氏の人生の集大成、ついに刊行! ミリオンセラー『生き方』待望の続編が、15年の時を経て刊行! すべては“心”に始まり、“心”に終わる。(サンマーク出版ウェブサイトより抜粋)

2位『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』田中泰延[著](ダイヤモンド社)

「バズる記事」「ターゲットに刺さる文章」。そんな「技術」を学ぼうとする人は、出発点から間違っている。あなたが読みたいことを、あなたに向けて書けばいい。電通コピーライターとして24年、自分が読みたいものを書くために退職して「青年失業家」へ。Web記事500万PV超、Twitterフォロワー46000人超。多くの支持を得るwebライター初の著書。全く新しい文章講義、開講です。(ダイヤモンド社ウェブサイトより)

3位『AIに負けない子どもを育てる』新井紀子[著](東洋経済新報社)

AI時代を生き抜く読解力を身につけるには? ベストセラー『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』待望の続編。問題集付き!(東洋経済新報社ウェブサイトより)

4位『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』ロルフ・ドベリ[著]安原実津[訳](サンマーク出版)

5位『サードドア 精神的資産のふやし方』アレックス・バナヤン[著]大田黒奉之[訳](東洋経済新報社)

6位『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド[著](日経BP社)

7位『会社四季報 業界地図 2020年版』東洋経済新報社[編](東洋経済新報社)

8位『メモの魔力 The Magic of Memos』前田裕二[著](幻冬舎)

9位『GACKTの勝ち方』GACKT[著](NORTH VILLAGE 発行/サンクチュアリ出版 発売)

10位『日経業界地図 2020年版』日本経済新聞社[編](日本経済新聞出版社)

〈単行本 ビジネス書ランキング 9月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年9月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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