直木賞、本屋大賞ダブル受賞作 映画も絶賛公開中の『蜜蜂と遠雷』 スピンオフ短編集が発売

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 10月16日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『人間』が獲得した。
 第2位は『祝祭と予感』。第3位は『転生したらスライムだった件(15)』となった。

 2位の『祝祭と予感』は2019年に刊行され、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞したベストセラー小説『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)のスピンオフ短編集。本編では国際コンクールに集う若き天才ピアニストたちの苦悩や葛藤、熱い戦いや成長が描かれた。短編集では本編に登場した登場人物たちの過去や交流が描かれる。

『祝祭と予感』と予感の発売日10月4日には『蜜蜂と遠雷』の実写映画版も公開。興行通信社調べの公開初週土日の映画観客動員ランキングでは4位からのスタートとなった。

1位『人間』又吉直樹[著](毎日新聞出版)

僕達は人間をやるのが下手だ。38歳の誕生日に届いた、ある騒動の報せ。何者かになろうとあがいた季節の果てで、かつての若者達を待ち受けていたものとは? 初の長編小説にして代表作、誕生!!(毎日新聞出版ウェブサイトより)

2位『祝祭と予感』恩田陸[著](幻冬舎)

また彼らに、会える。 待望の『蜜蜂と遠雷』スピンオフ短編小説集!(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『転生したらスライムだった件(15)』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

ヴェルグリンドとの激闘の末、敵の手中に落ちた盟友ヴェルドラ。その事実はリムルを激怒させる。そして命は下された、敵を殺しつくせ――と。その命令に力を漲らせるベニマル達テンペスト幹部。さらに悪魔達を大量進化させ、テンペストと東の帝国の最終決戦がついに始まるのだった。そしてリムルは、ヴェルドラを救うため、さらなる進化を遂げる――。(マイクロマガジン社ウェブサイトより)

4位『落日』湊かなえ[著](角川春樹事務所)

5位『Iの悲劇』米澤穂信[著](文藝春秋)

6位『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 短編集(1)』香月美夜[著](TOブックス)

7位『父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。(4)』松浦[著](KADOKAWA)

8位『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ[著]斎藤真理子[訳](筑摩書房)

9位『希望の糸』東野圭吾[著](講談社)

10位『ノーサイド・ゲーム』池井戸潤[著](ダイヤモンド社)

〈単行本 文芸書ランキング 10月16日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年10月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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