百田尚樹・有本香による天皇論に注目集まる[ノンフィクション・教養書ベストセラー]

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 10月23日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 ノンフィクション・教養書他第1位は『ひとりで生きる 大人の流儀(9)』が獲得した。
 第2位は『「日本国紀」の天皇論』。第3位は『大家さんと僕 これから』となった。

 2位の『「日本国紀」の天皇論』は65万部のベストセラー『日本国紀』(幻冬舎)の著者・百田尚樹さんと同書編集者の有本香さんによる天皇論。古代から現代まで続く天皇の歴史や尊さ、その時代ごとに果たしてきた役割、注目される今後の天皇制のありかたについても縦横無尽に語り合った一冊。10月22日に行われた即位の礼を前に刊行され、大きな話題となっている。

1位『ひとりで生きる 大人の流儀(9)』伊集院静[著](講談社)

一人で生きることを自覚せよ、と言っても、そう簡単にできるものではない。泣く雨の夕暮れも、一人で膝をかかえて星を見上げる夜半もあるであろう。孤独というものには、やるせなさがどこかに隠れている。なのに一人で生きようとしている人には、家族、兄弟姉妹、仲間、同僚、友と日々、逢ったり、連絡を取り合って、普通に生きている人たちには、ないものがある。あの潔さに似たものは何なのだろうか? ひとりで生きることは、一見淋しいものに思えるが、実は美しい人間の姿であるのかもしれない。――伊集院静 シリーズ累計195万部超の大ベストセラー第9弾。(講談社ウェブサイトより)

2位『「日本国紀」の天皇論』百田尚樹、有本香[著](産経新聞出版)

3位『大家さんと僕 これから』矢部太郎[著](新潮社)

季節はめぐり、初めての単行本が大ヒットとなった僕は、トホホな芸人から一躍時の人に。忙しい毎日を送る一方、大家さんとの楽しい日々には少しの翳りが見えてきた。僕の生活にも大きな変化があり、別れが近づくなか、大家さんの想いを確かに受け取り「これから」の未来へ歩き出す僕。美しい感動の物語、堂々完結。(新潮社ウェブサイトより)

4位『70歳のたしなみ』坂東眞理子[著](小学館)

5位『M 愛すべき人がいて』小松成美[著](幻冬舎)

6位『潜行三千里 完全版』辻 政信[著](毎日ワンズ)

7位『ほむら先生はたぶんモテない(2)』せかねこ[著](KADOKAWA)

8位『生き物の死にざま』稲垣栄洋[著](草思社)

9位『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』樹木希林[著](宝島社)

10位『2020長谷川慶太郎の大局を読む』長谷川慶太郎[著](李白社発行/徳間書店発売)

〈単行本 ノンフィクション・教養書他ランキング 10月23日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年10月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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