松坂桃李 辻村深月のベストセラー『ツナグ』続編も主演を熱望

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 10月29日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『人間』が獲得した。
 第2位は『祝祭と予感』。第3位は『ツナグ 想い人の心得』となった。

 3位に初登場の『ツナグ 想い人の心得』は辻村深月さんのベストセラー小説『ツナグ』の続編。前作は生きている者がもう一度会いたい死者を呼び出し再会させる仲介人「ツナグ」となった青年・歩美を主人公に、生者と死者の間に起こる人間ドラマを描いた作品。今作は前作から7年後。歩美の成長と新たな依頼者たちとの物語が描かれる。

 前作は2012年に映画化され、歩美を松坂桃李さん、先代のツナグである祖母を樹木希林さんが演じ大ヒットとなった。続編の刊行を記念し、辻村さんと松坂さんが対談。辻村さんは《たぶん映画がなかったら私は続編を書かなかったと思うんです》と語り、《続編となる今作は“松坂さんが演じた歩美”の影響を強く受けています》と告白している。松坂さんも《『ツナグ』がなかったら出会えなかった人たちがたくさんいて、歩美が依頼人たちとの出会いを通じて成長しているのと同じように、僕も『ツナグ』に生かされているような気がしているから》と続編の映画化と再度の主演を熱望していた。
https://www.bookbang.jp/review/article/590674?all=1

1位『人間』又吉直樹[著](毎日新聞出版)

僕達は人間をやるのが下手だ。38歳の誕生日に届いた、ある騒動の報せ。何者かになろうとあがいた季節の果てで、かつての若者達を待ち受けていたものとは? 初の長編小説にして代表作、誕生!!(毎日新聞出版ウェブサイトより)

2位『祝祭と予感』恩田陸[著](幻冬舎)

また彼らに、会える。 待望の『蜜蜂と遠雷』スピンオフ短編小説集!(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『ツナグ 想い人の心得』辻村深月[著](新潮社)

死者との再会を叶える使者「ツナグ」。長年務めを果たした最愛の祖母から歩美は使者としての役目を引き継いだ。7年経ち、社会人になった彼の元を訪れる依頼者たちは、誰にも言えぬ想いを胸に秘めていた――。後悔を抱えて生きる人々の心を繋ぐ、使者の物語。シリーズ累計100万部の大ベストセラー、9年ぶりの待望の続刊!

4位『いずれ最強の錬金術師?(6)』小狐丸[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

5位『落日』湊かなえ[著](角川春樹事務所)

6位『北野武第一短篇集 純、文学』北野武[著](河出書房新社)

7位『追い出された万能職に新しい人生が始まりました(3)』東堂大稀[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

8位『転生したらスライムだった件(15)』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

9位『ライオンのおやつ』小川糸[著](ポプラ社)

10位『背中の蜘蛛』誉田哲也[著](双葉社)

〈単行本 文芸書ランキング 10月29日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年11月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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