倒産寸前の書店に出向した銀行マン、鏑木を待ち受けていたのは、会社経営に無知な女性社長と、鏑木を敵視する店長たち。鏑木は「潰してたまるか!」と経営再建を誓い、粘り強く幹部らに財務からマーケティング、マネジメントなどの知識を伝授する。社員たちも次第に心を開き…。
出向先の書店で経営をV字回復させた経験を持つ著者が描く感動ストーリー。物語の随所に登場する経費節減策や店舗展開などのアイデアも興味深く、巻末に収録した対話形式の「決算書の読み方・超入門」も参考になりそう。(小島俊一著、PHP文庫・800円+税)
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2019年11月3日 掲載
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