野間三賞と野間出版文化賞が決定 松浦寿輝、古谷田奈月、新海誠など

文学賞・賞

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 野間文化財団が主催する第72回野間文芸賞、第41回野間文芸新人賞、第57回野間児童文芸賞、今年新設された野間出版文化賞が6日に発表された。

 第72回野間文芸賞に、松浦寿輝さんの『人外(にんがい)』(講談社)、第41回野間文芸新人賞に、古谷田奈月さんの『神前酔狂宴』(河出書房新社)と千葉雅也さんの『デッドライン』(新潮社)、第57回野間児童文芸賞に、戸森しるこさんの『ゆかいな床井くん』(講談社)がそれぞれ選ばれた。

 また、今年新設された第1回野間出版文化賞も発表され、アニメーション作家の新海誠さん、作家の東野圭吾さん、少女漫画界を長く牽引してきた雑誌「なかよし」(講談社)と「りぼん」(集英社)が、特別賞には写真集マーケットを活性化させるなど出版文化に大いに貢献した乃木坂46の白石麻衣さんと生田絵梨花さんさんがそれぞれ選ばれた。

「野間文芸賞」は、純文学の小説家・評論家に授与される文学賞。「野間文芸新人賞」は、純文学の新人に与えられる文学賞。「野間児童文芸賞」は、児童向けの文学やノンフィクションに与えられる文学賞。「野間出版文化賞」は、出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体に与えられる賞となっている。

Book Bang編集部
2019年11月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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