瀬戸内寂聴「今夜死んでもおかしくない」97歳で綴った「遺言」に込めた思いを語る

ニュース

1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 11月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『偽善者たちへ』が獲得した。
 第2位は『ケーキの切れない非行少年たち』。第3位は『夫のトリセツ』となった。

 4位以下で注目は6位に初登場の『寂聴 九十七歳の遺言』。作家の瀬戸内寂聴さんが人生の最終章をどう生きるか、どう死ぬか、について綴った一冊。瀬戸内さんは刊行記念の記者会見で、「今夜死んでもおかしくない、死が日常にくっついている」と現在の心境を吐露し、死の間近にいる自分が「最後にどうしてもみなさんに言い残しておきたいという気持ちで書いた。生きるうえで大切なことをすべて書き残せた」と本書に込めた思いを語った。ただプライベートの遺言書はまだ書けないとも話す。さらに小説家としては「これから大恋愛をして傑作が書けるかもしれない」と執筆意欲は衰えていないことをアピールした。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『偽善者たちへ』百田尚樹[著](新潮社)

彼らはどこまで本気なのだろうか。都合のいい正義を振りかざし自省しないマスコミ、犯罪者をやたら擁護したがる人権派、隣国の横暴には見て見ぬふりをする輩たち、無責任な発言ばかり繰り返す野党議員……。この国に蔓延する数多の「偽善」をぶった斬り! ベストセラー作家が日々のニュースに潜む「薄っぺらい正義」を笑い飛ばす、言論の銃弾109連射!(新潮社ウェブサイトより)

2位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。(新潮社ウェブサイトより)

3位『夫のトリセツ』黒川伊保子[著](講談社)

日本中の夫と妻に大反響を巻き起こしている『妻のトリセツ』。「次はぜひ夫編を」読者の熱い声に応えてついに登場。「話が通じない」「わかってくれない」「思いやりがない」「とにかく気が利かない」……腹立たしい夫を見捨てる前にこの一冊。今度は脳科学から男脳を解明。夫婦70年時代のバイブル。(講談社ウェブサイトより)

4位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

5位『妻のトリセツ』黒川伊保子[編著](講談社)

6位『寂聴 九十七歳の遺言』瀬戸内寂聴[著](朝日新聞出版)

7位『自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術』吉原珠央[著](幻冬舎)

8位『上級国民/下級国民』橘玲[著](小学館)

9位『悪の脳科学』中野信子[著](集英社)

10位『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』橋下徹[著](PHP研究所)

■新書 ノベルスランキング

1位『鬼滅の刃 片羽の蝶』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

2位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

3位『三毛猫ホームズの裁きの日』赤川次郎[著](光文社)

4位『QED 憂曇華の時』高田崇史[著](講談社)

5位『飯田線・愛と殺人と』西村京太郎[著](光文社)

6位『山本五十六の野望(1)ハワイ作戦を直率す!』原俊雄[著](電波社)

7位『創竜伝(14)月への門』田中芳樹[著](講談社)

8位『Dr. STONE 星の夢、地の歌』稲垣理一郎[原作]Boichi[作画]森本市夫[著](集英社)

9位『木曽川 哀しみの殺人連鎖 旅行作家・茶屋次郎の事件簿』梓林太郎[著](祥伝社)

10位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 11月26日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年11月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加