『神社で拍手を打つな!』
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【気になる!】新書 『神社で拍手を打つな!』
[レビュアー] 産経新聞社
□『神社で拍手(かしわで)を打つな! 日本の「しきたり」のウソ・ホント』
早くも師走。まもなく大みそかに除夜の鐘が鳴り、年が変われば初詣、お年玉、七草粥(ななくさがゆ)、節分と続く。実は、こうした行事などに伴うしきたりには、意外に新しいものもあるという。
神社参拝の「二礼二拍手一礼」は、平成時代に浸透し、本来の作法からは肝心な行為が欠けているとか。ほかに〈鉄道会社の営業戦略だった〉初詣、〈祝儀など持っていかなかった〉結婚式やハロウィーンまで。宗教学者、作家の著者が由来や起源、変遷に迫り、現代社会におけるしきたりのあり方を考える。(島田裕巳著、中公新書ラクレ・860円+税)