宮部みゆきのライフワーク「三島屋変調百物語」おちかが嫁に行き新章に突入

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 12月10日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『暗約領域 新宿鮫XI』が獲得した。
 第2位は『居酒屋ぼったくり おかわり!』。第3位は『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』となった。

 3位の『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』は宮部みゆきさんのライフワークともいえる連作時代小説シリーズの最新作。今作は毎日新聞朝刊に連載されていた作品をまとめたもの。これまでも読売新聞や日経新聞、東京新聞などで連載されており、単行本の出版もKADOKAWA、中央公論新社、文藝春秋と多彩。これまで江戸の袋物屋「三島屋」を舞台に江戸中から集まる不思議な話の聞き手を努めてきた「おちか」が結婚というかたちで卒業。あらたな聞き手を迎えて百物語は新章に入った。同シリーズは2014年NHKBSプレミアムにて『おそろし~三島屋変調百物語』としてテレビドラマ化もされている。主役のおちかを演じたのは女優の波瑠さん。

1位『暗約領域 新宿鮫XI』大沢在昌[著](光文社)

信頼する上司・桃井が死に、恋人・晶と別れた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、孤独の中、捜査に没入していた。北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した鮫島に新上司・阿坂景子は、単独捜査をやめ、新人刑事・矢崎と組むことを命じる。一方、国際的犯罪者・陸永昌は、友人の死を知って来日する。友人とは、ヤミ民泊で殺された男だった──。冒頭から一気に読者を引き込む展開、脇役まで魅力的なキャラクター造形、痺れるセリフ、感動的なエピソードを注ぎ込んだ、八年ぶりのシリーズ最新作は、著者のミステリー&エンターテインメント作家としての最高到達点となった!(光文社ウェブサイトより)

2位『居酒屋ぼったくり おかわり!』秋川滝美[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある――。全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載! 旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の番外編!(アルファポリスウェブサイトより)

3位『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』宮部みゆき[著](毎日新聞出版)

江戸は神田の袋物屋・三島屋で続く、一風変わった百物語。これまで聞き手を務めてきた三島屋主人・伊兵衛の姪のおちかが、めでたく嫁にいき、次なる聞き手は伊兵衛の次男・富次郎に。気さくで気がよく旨いもの好き、跡取りではないから「小旦那」と自称する富次郎。おちかが聞き手だったころ、ふとした縁の導きがあって三島屋に入り、百物語の守り役となったお勝。富次郎が幼いころから三島屋に奉公してきた古参の女中、おしま。この三人で語り手を迎え、新たな変わり百物語の幕が開く。(毎日新聞出版ウェブサイトより)

4位『トヨトミの逆襲 小説・巨大自動車企業』梶山三郎[著](小学館)

5位『チンギス紀(6)断金』北方謙三[著](集英社)

6位『勿忘草の咲く町で 安曇野診療記』夏川草介[著](KADOKAWA)

7位『人間』又吉直樹[著](毎日新聞出版)

8位『わが殿(上・下)』畠中恵[著](文藝春秋)

9位『賢者の弟子を名乗る賢者(12)』りゅうせんひろつぐ[著](マイクロマガジン社)

10位『ライオンのおやつ』小川糸[著](ポプラ社)

〈単行本 文芸書ランキング 12月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年12月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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