『amazonの絶対思考 常に、「普通という基準」を作り変える』

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『amazonの絶対思考 常に、「普通という基準」を作り変える』

[レビュアー] 産経新聞社

 4大IT企業「GAFA」の一角を占めるアマゾン。だが、同社では、創業経営者ジェフ・ベゾスが若き日に紙ナプキンに描いたビジネスモデルの図「フライングホイール」の概念が今もビジネスを支える「基準」になっている。

 例えば顧客中心主義による成長という目標、14項目の規範「リーダーシップ・プリンシプル」、社員の意識を高める「毎日が常に1日目」などのアマゾン用語…。

 2008年から10年間、アマゾンジャパンで経営会議メンバーなどを務めた著者が、アマゾン成功の理由を同社の「普通の基準=絶対思考」にあると解き明かす。刺激的だ。(星健一著/扶桑社・1600円+税)

産経新聞
2019年12月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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