『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ)が、大学生協(全国大学生活協同組合連合会)の売上ランキング(2019年11月・文芸一般書部門)で第1位を獲得し、大学生にいま最も売れている本となった。
また、本作は大学図書館司書が採用品を購入する紀伊國屋書店BOOK Web Proの大学図書館ベストセラー(2019年11月)でも第1位を獲得。大学図書館司書がいま最も学生に読んでほしい本にもなっている。
今月下旬に発行される、全国大学生協発行のフリーペーパー「読書のいずみ」161号では、ノンフィクション特集が組まれ、ブレイディみかこさんが日本とイギリスの違いなどについて語ったインタビューが掲載される。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、イギリスで暮らすブレイディみかこさんが、「元・底辺中学校」に通い始めた一人息子との日常を綴ったノンフィクション作品。全国の書店員がいちばん売りたいノンフィクションを選ぶ「Yahoo!ニュース|本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞」や「毎日出版文化賞 特別賞」など4つの賞を受賞している。
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- ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
- 価格:1,485円(税込)
中高年男性が読者層の多数を占めるのが一般的なノンフィクション作品のなかにあって、本作の読者は女性が7割。さらに中学、高校、大学生にも読者が広がり、ノンフィクション作品がこれだけ性別、年代を超えた熱い支持を集めるのは極めて異例だ。
紀伊國屋書店Book Web Pro
大学・短期大学・公共図書館・企業等の図書館と、それら機関に所属する研究者の方を主な対象にした法人のお客様のためのオンラインストア。
https://pro.kinokuniya.co.jp/
読書のいずみ
学生が参画し、全国大学生協が季刊で発行している読書のためのフリーペーパー。
https://www.univcoop.or.jp/fresh/book/izumi/
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』特設ページ
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。
「Yahoo!ニュース|本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞」、「毎日出版文化賞 特別賞」、「八重洲本大賞」、「ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)」を受賞。累計23万部に到達し、まさに今年を代表する大ベストセラーとなりました。
https://www.shinchosha.co.jp/ywbg/
ブレイディみかこ
保育士・ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年に新潮ドキュメント賞を受賞し、大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補となった『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)をはじめ、著書多数。
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2019年12月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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