第12回日本タイトルだけ大賞が決定 『ゾンビ 対 数学』が大賞に

文学賞・賞

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 第12回日本タイトルだけ大賞の選考会が12月18日(水)に行われ、技術評論社刊行の『ゾンビ 対 数学』(コリン・アダムズ・著)が大賞に選ばれた。

 大賞の『ゾンビ 対 数学』は、ゾンビに襲われた学生が数学を駆使して生き残ろうとするサバイバルホラー小説。

 そのほか、山田真哉、吉永龍樹、上田渉、夢眠ねむ、読書メーターなどの個人賞と残念賞が発表されている。

 個人賞の山田真哉賞は『項羽と劉邦、あと田中』(古寺谷雉・著)、吉永龍樹賞は『スマホ護身術』(生駒大貴・著)、上田渉賞は『ちくわぶの世界』(丸山晶代・著)、夢眠ねむ賞は『おしっこもらスター』(田中六大・著)、読書メーター賞は『お前の彼女は二階で茹で死に』(白井智之・著)、残念賞には新潮社刊行の『エロスでよみとく万葉集 えろまん』(大塚ひかり・著)が選ばれた。

 また今回、ニコニコ生放送のコメント欄で高評価を得たことから、文藝春秋刊行の『よみがえる変態』(星野源・著)が審査員特別賞に選ばれた。

 2019年のノミネート作品は492作に及び、実行委員の山田真哉、吉永龍樹、上田渉の3人が40作品を選定。選考会当日にニコニコ生放送で、視聴者による投票によって大賞を決定した。

 日本タイトルだけ大賞は、日本で出版されている書籍の中から、内容の優劣を問わず、タイトルのみのコピー、美しさ、面白さが際立つ書籍を表彰するイベント。昨年は、集英社刊行の『砂漠の空から冷凍チキン』が大賞を受賞。過去には総合法令出版刊行の『スラムダンク孫子』(第2回)、PHP研究所刊行の『奥ノ細道・オブ・ザ・デッド』(第3回)、学研プラス刊行の『ムー公式 実践・超日常英会話』(第10回)などが大賞に選ばれている。

Book Bang編集部
2019年12月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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